「2部で選ばれるのは厳しいと理解している」悪夢の降格を経験した日本代表DF、“2部”から唯一選出も危機感露わ【現地発】

2025年09月04日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「後ろの怪我人が多いというのももちろんある」

降格がありながらも継続して招集された関根。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

 昨シーズン、伊東純也、中村敬斗、関根大輝の日本代表トリオが所属していたスタッド・ドゥ・ランスは、最終節の結果でまさかの16位に転落すると、2部メスとの昇降格プレーオフに2戦合計2-4で敗れ、悪夢の2部降格を余儀なくされた。

 伊東がヘンクへ移籍し、移籍騒動の中村敬斗が招集外となったなか、他のリーグを含めても"下位カテゴリー"のチームから唯一アメリカ遠征のメンバーに選出された関根は、危機感を口にした。

「前回(6月シリーズ)は落ちる前に招集をかけてもらった。もちろん2部で代表に選ばれるのは厳しいことは理解をしている」

 その6月シリーズでは、メンバー発表後に降格が決定。失意の中で合流し、オーストラリア戦で代表デビューを飾った。

「オーストラリアはラストチャンスだと思ってプレーしました。今回はまたチャンスをもらえましたけど、厳しいチーム状況というのは変わっていない。その中で自分のやれることはもちろんやっていますけど」
 
 今回、招集されたのは、ディフェンス陣が怪我人が続出した状況もあると理解している。

「後ろの怪我人が多いというのももちろんある。ここで自分が結果を残せば、今後、10月、11月にまた呼んでもらえるチャンスもあると思うので、メキシコ、アメリカ、どっちになるかわからないですけど、チャンスをもらえたときに自分のプレーを出して、とにかくアピールしてという思いです」

 最終ラインが手薄なうえに中2日の連戦になるため、現地6日のメキシコ戦か同9日のアメリカ戦のどこかで出番は回ってくるはず。23歳のDFは、自身が繰り返し口にした「ラストチャンス」でアピールできるか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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