「全体的に酷い。試合の質、ピッチ状態が最悪」「ELに甘んじるしかない」セルティック指揮官がCL予選敗退に悔しさ露わ。前田大然の決定機逸に言及

2025年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

前田はヒーローになれず「今夜のヒーローはGKだ」

CL本選出場を懸けた大一番に先発した旗手と前田(右)。(C)Getty Images

 現地8月26日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフ第2レグで、前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔(CL登録外)が所属するセルティックが、カイラトと敵地カザフスタンで対戦した。

 ホームでの第1レグはスコアレスドロー。この日も前田と旗手が先発したなか、前者が絶好機を逃すなどし、延長戦を含む120分間で最後までゴールを奪えず。PK戦の末に敗れ、ヨーロッパリーグに回る羽目になった。

『THE SCOTTISH Sun』によれば、ブレンダン・ロジャーズ監督は試合後、「全体的に酷い試合だった」と切り出し、悔しそうにこう振り返った。

「試合の質、ピッチの状態が最悪だった。守備はまずまずだったが、決定的な突破口を開けなかった。特に後半と延長戦では勝機があったが、それを活かせなかった。非常に残念だ。選手たちは十分な努力を見せたと思う。彼らは懸命に戦ったが、2試合を通じて得点を挙げられなかったのは悔やまれる」
 
 前田の決定機逸は延長戦直前の86分。スルーパスで裏に抜け出すと、必死に追ってくるDFを制しながら、21歳のカザフスタン代表GKテミルラン・アナルベコフが守るゴールに向けてシュート。決めればヒーローだったが、ボールはクロスバーの上を越えた。

 ロジャーズ監督はこの場面にも触れ、「そう、キーパーとの1対1こそ求めている瞬間だ」と伝えた。

「公平を期して言うなら、今夜のヒーローは(PK戦でも大活躍した相手の)キーパーだ。我々はチャンスを活かせなかった点を反省しなければならない。ヨーロッパリーグに甘んじるしかない」

 昨季はバイエルン・ミュンヘンを苦しめるなど、欧州最高峰のCLで爪痕を残したセルティック。今季はさらなる飛躍が期待されたが、出場さえ叶わなくなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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