「彼の代わりはいない」「トップFWだったのに…」欧州名門の日本人大エース放出に地元メディアが嘆き「ファンは受け入れられない」

2025年08月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「あまりに早くに彼を手放した」

今冬にセルティックからレンヌに移籍した古橋。(C)Getty Images

 現在はバーミンガムでプレーする古橋亨梧は、今冬に85ゴールを挙げたセルティックを退団。レンヌに移籍した。

 大エースを失ったスコットランドの名門は代わりのCFを獲得せず、元々はウイングだった前田大然をCFにコンバート。得点王&最優秀選手に輝く活躍を見せ、古橋の穴を埋めた。

 ただ、前田をウイングに戻したこの新シーズンも実績のあるストライカーを獲得せず。レギュラー候補のアダム・イダは精彩を欠き、得点力が指摘されている。

 こうした状況を受けて、セルティックのOBであるジョン・ハートソンは先日、自身のSNSにこう投稿した。

「キョウゴ売却は大きな賭けで、失敗だった。彼は毎週プレーできないことにフラストレーションを抱えていたんだ。セルティックが売却したのは、イダに大金を払ったため、起用する義務があると感じたからだ。彼(古橋)は一流だった。毎週プレーさせるべきだった。ゴールマシンだ」

 この主張を紹介したセルティック専門サイト『Celts Are Here』は、「ハートソンの見解は多くのセルティックファンのそれと同じだ」と賛同した。

「キョウゴはトップストライカーだった。クラブはあまりに早くに彼を手放した。彼の得点記録は明白だ。そして彼のクレバーな走りは、接戦でしばしば違いとなった。イダに費やした金額が起用に影響したというのは、ファンに受け入れられない考えだ。特に、結果が出ていない今はなおさらだろう。ハートソンは、クラブがサッカーよりもビジネスの判断をしたと考えている」
 
 同メディアは「キョウゴが移籍してから、彼がもたらしたものに代われそうな選手はいない。イダはまだ前線にいるが、調子に浮き沈みがある。そしてセルティックは攻撃でアイデア不足のようだ」と続けている。

「チャンピオンズリーグ出場がかかり、プレッシャーがかかっている中で、安定して得点を挙げられるスコアラーの必要性は、これまで以上に明らかだ。ハートソンにとっては、シンプルなことである。キョウゴのようなストライカーがいるなら、彼を毎週起用するものなのだ」

 セルティックは再び前田をCFで起用するのか。今後の起用法が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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