「みんな順位は特に気にしてない」「らしさが出てきた」マリノス守護神に訊いた降格圏脱出後の雰囲気。町田はらしくなかった「もっとガツガツ来るイメージだった」

2025年08月24日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

中6日vs中2日「相手は連戦。叩きたかった」

完封に大きく貢献したGK朴一圭(右端)。写真:滝川敏之

[J1第27節]横浜FM 0-0 町田/8月23日/日産スタジアム

 横浜F・マリノスは最後まで1点が遠かったものの、公式戦11連勝中と絶好調のFC町田ゼルビアに決して得点を許さず。粘り強く勝点1を積み上げた結果、湘南ベルマーレをかわし、残留ラインぎりぎりの17位に浮上した。

 試合後、完封に大きく貢献したGK朴一圭が取材に対応。「こういうゲームになるのは、最初からみんな分かっていた」と伝えた上で、自分たちが中6日に対して相手は中2日と、コンディション面に大きな差があった点に関して、次のような感想を示した。

「町田は連戦だったので、少し疲れがあるかなって感じた。いつもの力強さというか、もっとガツガツ来るイメージだったけど、わりかしボールを持たせてくれた。自分たちがしっかり状況を見ながら『こういうことできるんじゃないの』って判断してやれている部分があった。数多くチャンスを作れたわけではないけど、しっかり耐えながら、あと一歩で(ゴールに)入るシーンを作ったりはできたので、とてもポジティブなゲームだった」
 
 ひとまず降格圏を脱出した。ロッカールームの雰囲気を尋ねると、35歳の頼れる守護神はこう答えた。

「『やっぱ勝ちたかったよね』っていう。あんまりみんな順位は特に気にしてなくて、『残りの試合全部勝っていかないと絶対残留できない』って分かっているので。(今日の他会場の)結果を見て(自分たちより)ちょっと上のところが勝ててない。だから今日勝っとけば、そこともすごく詰められるチャンスがあったって思うと、今日ホームでこれだけ粘り強く戦って、最後押し込んでチャンスを作ったって考えると、勝たなきゃいけないゲームだった。

 相手は連戦だったので、こういうところは勝てるチャンス。叩きたかったけど、そんな上手くいかなかった。自分たちの今の順位が物語っているように...あそこでポストに当たって入らないんだっていう。そこら辺もまだまだ自分たちが運を手繰り寄せる上では、もっともっとシビアになっていかなきゃいけない。でも今日のゲームはポジティブな要素がすごく多かったので、みんな自信はついてきてるんじゃないかな」

 徐々にマリノスらしさが出てきた。手応えを感じる朴一圭は「今までの自分たちだったら崩れてもおかしくないようなシーンが何回もあったなかで、みんなタフに戦えていた。本当、らしさが出てきた。みんなが迷いなくプレーしているのが、すごく良い方向に行ってるのかな」とも口にした。

 J1残留を懸けた戦いは残り11試合。一度も降格経験がない日本屈指の名門は、17位以上を死守できるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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