【広島】25分間でシュート5本! 上々のJデビューを飾ったアンデルソン・ロペスが浅野拓磨の穴を埋める

2016年07月31日

A・ロペス「デビュー戦はすごく嬉しかったけど、チームが負けてしまったので残念」。

7月10日に加入した広島の新助っ人、アンデルソン・ロペス(44番)。65分、宮吉に代わって投入され、上々のJデビューを飾った。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


 リーグ連覇のキーマンとして期待される22歳のブラジル人FWが、上々のJデビューを飾った。

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 7月10日、ブラジル1部のトンベンセから広島に期限付き移籍したアンデルソン・ロペスは、第2ステージ6節のG大阪対広島戦でベンチ入り。そして65分、宮吉拓実に代わって途中投入された。
 
 185センチの長身アタッカーは、積極的にボールを受けてドリブルを開始。「少ないチャンスを活かして、しっかりフィニッシュにまで持って行くのを意識していた」という。
 
 投入直後、挨拶代わりのミドルシュートをすぐさま放つと、「アオさん(青山)から、どんどん打って行けと言われていた」というA・ロペスは、積極的にシュートを放って脅威を与えた。
 
 G大阪の丹羽大輝は「新外国人に関しては、あまり情報がなかった。左足のシュートがあるから、晃太郎に左をケアしてくれという話はしていた。それでも2、3本打たれてしまった」と振り返る。
 
 主に右サイドに開いてボールを受けると、左足でボールをコントロールしながら鋭くカットイン。左足の強烈なシュートをお見舞いし、G大阪が左足を警戒していると見るや、今度はシュートフェイントを入れてドリブルで抜きにかかるなど、裏を突く老獪なプレーも光った。
 
 当の本人は「デビュー戦はすごく嬉しかったけど、チームが負けてしまったので残念な気持ちでいっぱいです」と悔しさを滲ませたが、ダイナミックな仕掛けは迫力十分。90分を通して広島のスタイルにフィットするかは未知数だが、機能すればアーセナルに移籍した浅野拓磨の穴は十分に埋まるはずだ。
 

次ページ昨季リーグ優勝に貢献したドウグラスに通ずるものがある。

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