「200日経っても後釜確保に苦戦」日本人大エースの退団→名門の“惨状”に英大手が指摘「今季はCFのゴールが1点もない」

2025年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「懸念されるのは間違いない」

今冬にセルティックを退団した古橋。(C)Getty Images

 古橋亨梧はスコットランドで圧倒的な活躍を見せた。3年半で85ゴールを挙げたセルティックにおいて、ヘンリク・ラーションに次ぐストライカーとも評されたことの意義は大きい。

 それだけに、昨季途中に大エースがレンヌに移籍した衝撃は大きかった。それでも、穴を埋める選手が加わり、同じように活躍していれば、古橋退団の影響は騒がれなかっただろう。

 しかし、いまだセルティックには立場を確立したCFがいない。古橋の代わりに中央へポジションを移し、得点力を爆発させた前田大然も、今季はここまでウイングで起用されている。アダム・イダらは活躍できず、新加入の山田新もまだほとんど出番がない状況だ。

 英公共放送『BBC』は8月18日、「キョウゴ・フルハシがセルティックからレンヌに移籍して202日だが、クラブは前線で彼の代わりとなる選手の獲得に苦戦している」と報じた。

「イダはセルティックで安定できず、今季はまだ得点をあげていない。シン・ヤマダとカラム・オスマンが加入したが、ヤマダはリーグ戦出場24分にとどまっている。リーグカップでは出場機会がなかった。オスマンはトップチームからほど遠いようだ」

「セルティックは今季ここまで7得点だが、CFのゴールはひとつもない」
 
 同メディアは「マエダは中央の位置である程度成功したが、ロジャーズは今季、そのポジションでイダとケニーを選んでいる」と続けた。

「チーム全体で得点をあげていることは、セルティックにとってポジティブな兆しだ。一方、特にSBのアリスター・ジョンストンとキーラン・ティアニーがファイナルサードで1試合平均9本のパスを記録しているなかで、まだストライカーがゴールを決めていないことが懸念されるのは間違いない」

「移籍市場は残り2週間しかない。ブレンダン・ロジャーズが前線に別の選択肢を加えられるか注目される」

 指揮官が補強に不満をうかがわせている一方で、前田の移籍の噂も後を絶たないセルティック。マーケット終盤にクラブはどのような動きを見せるのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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