94分に魂の王者撃破弾!ヴェンゲルが認めた横浜FC37歳が大大大仕事!「だいぶ勝ちから見放されていた。待たせてしまった」

2025年08月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

クラブ史上初のJ1残留を果たせるか

横浜FC5年目の伊藤。マリノス時代(2014~18年)に並び、自身最長の在籍期間だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 8月16日にJ1第26節が開催され、リーグ戦7連敗中で降格圏に沈む横浜FCが、2連覇中の王者ヴィッセル神戸と敵地で対戦。1-0で接戦を制し、残留へ希望を繋ぐ3か月ぶりの勝点3を掴んだ。

 決勝点が生まれたのは、終了間際の90+4分。ゴール前に抜け出した櫻川ソロモンのラストパスから、同じく66分からピッチに入った伊藤翔が、GK前川黛也の上を上手く越すシュートで流し込み、土壇場で勝ち越しに成功した。

 大仕事をやってのけた37歳の伊藤は試合後、フラッシュインタビューに対応。「前半からみんな必死に走っていたので、本当に勝ち点に繋がって良かったです」と伝えた上で、得点シーンをこう振り返った。

「櫻川選手にボールが出て、自分がフリーなのは分かっていました。最後本当に良いボールを出してくれて、『キーパーの身体だけ越えてくれ』って気持ちでちょっと叩きつけて打った結果、イメージ通りになって良かったです」
 
 連敗中の7月23日、横浜FCは四方田修平監督を解任し、コーチを務めていた三浦文丈が新たに指揮官に就任した。この神戸戦は三浦体制となってから2戦目だった。

「連敗から脱出するのはいつも以上のパワーが必要。アウェーの地で難しいゲームでしたけど、そこは達成できて良かったです。監督が変わって、選手も頭の中を整理している途中だと思いますけど、毎週試合が来るので、次に向かって準備していくだけです」

 かつてアーセナルのトライアルに参加し、名将アーセン・ヴェンゲルもその実力を認めた"和製アンリ"は最後に、「だいぶ勝ちから見放されていたので、ちょっと待たせてしまいましたけど、引き続き来週、僕らも頑張るので、一緒に頑張ってほしいです」と共闘を呼び掛けた。

 横浜FC一丸で――。コロナ禍で降格なしが適用された2020年を除けば、クラブ史上初のJ1残留を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】あまりに劇的!伊藤翔37歳が94分に魂の決勝ゴール

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