「かつてはギャンブル、今では戦略的」なぜアジア人を狙うプレミアクラブが増加しているのか。海外メディアが見解「特に日本は質の高さでもタレントの数でも多くの選手を輩出」

2025年08月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「世界でも有数の市場となっている」

プレミアリーグでの日本人対決も珍しくなくなった。(C)Getty Images

 ソン・フンミンはトッテナムを去った。だが、三笘薫や遠藤航ら、イングランドで活躍しているアジア人選手はほかにも少なくない。

『Sports Mole』は8月14日、「アジアのタレントを狙うプレミアリーグのクラブが増えているのはなぜか」と題した記事で、日本人選手を中心にアジア人選手のイングランドにおける存在感を伝えた。

 同メディアは、ソンや三笘、遠藤、ファン・ヒチャンらの活躍を、「アジアの選手たちがリスキーな補強から安定して影響力ある存在へと進化してきたいくつかの例」と表現。かつてはギャンブルと考えられてきた彼らだが、今ではイギリス中のクラブから戦略的な資産と評価されている」と報じた。

「アジア、特に韓国や日本、中国といった国々は、世界でも有数の市場となっている。母国で注目を集めるアジア人選手を獲得すれば、その地域ですぐにイギリスのクラブが多くのファンや消費者を手に入れる。それらは、ユニホームの売上やその地域でのスポンサー契約、放映権につながることがしばしばだ」

「知名度が高まることで、文化的・感情的なつながりにもなる。新たなサポーターを得るだけでなく、その地域の多くのファンにとってファーストチョイスのチームとなるのだ。そういった情熱的な関係性を維持することは、財政面でも名声の点でも、長期的な成長に重要な原動力となり得る」
 
 同メディアは「その意味で、アジアからの選手獲得はチーム強化だけにとどまらない。巨大な市場に種をまき、文化の架け橋を築くための広範な戦略的アプローチの一環なのだ」と続けている。

「欧州のトップリーグにアジア人選手が着実に増えていったことで、クラブの関心が純粋に商業的なことだけなのかとの疑問が生じるようになった。日本サッカーに精通するチアゴ・ボンテンポ記者によると、技術的なクオリティも魅力だ」

「特に日本は質の高さでもタレントの数でも多くの選手を輩出している。プレミアリーグに直接移籍するのはあまりに大きな飛躍という選手もいるが、チャンピオンシップが適応するための競争的かつ移籍しやすい環境となっている」

 世界最高峰と称されるプレミアリーグに常時複数の選手がおり、そこに続くチャンピオンシップでも少なくない日本人選手が奮闘している。サッカー界において、アジアの存在感は高まるばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「大衝撃だ!」「密告したのは日本人ではなく韓国人だった」元バルサの"韓国のメッシ"、久保建英も受けた出場停止処分に新事実!韓メディアは唖然&悲嘆

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? Jリーガーが好きな女性タレントランキングTOP20を一挙紹介

【記事】「日本サッカーはクレイジーだ」U-22日本代表、"主力抜き"で国際親善大会制覇に韓国メディアは驚愕!「2軍でサウジに5-1、ウズベクに2-0か」
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事