「トップ下は本当に数字が大事」開幕から3戦連発!27歳サムライが“80点”の躍動。なぜPKを蹴らず?「彼が『頼むから蹴らしてくれ』と」

2025年08月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

STVV所属の日本人全7選手が出場

PKのキッカーは伊藤がフェラーリに譲った。(C) STVV

 背番号13の勢いが止まらない。

 現地8月8日に開催されたベルギーリーグ第3節で、シント=トロイデン(STVV)がデンデルEHとホームで対戦。7日に加入したばかりの後藤啓介を含む、所属する日本人7選手全員が出場したなか、2-0で快勝し、開幕から2勝1分とした。

 勝利の立役者となったのが、伊藤涼太郎だ。まずは26分にペナルティエリア内の畑大雅にパスを送り込み、先制点に繋がるPKを呼び込めば、相手が退場者を出した直後の53分に左足で見事に押し込み、3試合連続ゴールを奪ってみせた。

 絶好調の27歳は、試合後にクラブ公式のインタビューに対応。「自分が今やってるトップ下は本当に数字が大事だし、今年はしっかりと数字を意識してプレーしているので点を取れてホッとしている」と伝えた。
 
 前節では自身がPKのキッカーを務めた。ただ、今回蹴ったのは、背番号9のウルグアイ人FWアンドレス・フェラーリだった。一体なぜか。伊藤はその経緯をこう明かした。

「彼から『頼むから蹴らしてくれ』と言われて。ストライカーなので1点欲しいのは分かっていたし、フェラーリは1点取ったら乗れる選手だと思うので、これからのチームのことも考えて彼に託した」

 この日のパフォーマンスの自己採点は「80点ぐらい」。自分はもっとできる――20点分、改善の余地がある。

「もう1点自分が点を取るチャンスがあったし、自分のパスの精度が良ければゴールに繋がったチャンスもあったので、そこをしっかりと次の試合で修正したい。3試合を終えて勝点を取れているけど、浮かれることなく次の試合にしっかりと切り替えたい」

 早くも昨季の得点数を超えた。トップ下で躍動する13番は、まだまだ数字を伸ばしそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】絶好調そのもの!鮮烈な開幕から3試合連続ゴール

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