「まさかの0人か」最高峰プレミアから韓国人選手が消える? 韓メディアは愕然!「20年ぶりの異常事態だ」

2025年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「残っているのはウォルバーハンプトンのファン・ヒチャンだけ」

トッテナム退団が決定したソン・フンミン。(C)Getty Images

 韓国代表の主将ソン・フンミンは先日、10シーズンを過ごしたプレミアリーグの名門トッテナムからの退団を発表した。

 これを受けて、韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、「ソン・フンミンもアウト、ヤン・ミンヒョクもアウト。まさかのプレミアリーガー0人か? 韓国で20年ぶりの異常事態となるか」と題した記事を公開。「今シーズンのプレミアリーグは、韓国人選手の不在となる可能性がある」と報じた。

「パク・チソンが2005年にマンチェスター・ユナイテッドに移籍して以来、プレミアリーグはここ20年間、韓国のサッカーファンにとって週末の憩いの場となっている。テレビでもスマートフォンでも、プレミアの中継には必ず韓国人選手が登場する。パク・チソンとイ・ヨンピョに始まり、ソル・ギヒョン、イ・チョンヨン、キ・ソンヨン、そしてソン・フンミンとファン・ヒチャンと、韓国人プレミアリーグ選手の系譜は続いてきた。」
 
「過去10年間トッテナムを牽引してきたソン・フンミンの退団により、プレミアに韓国人選手がいない異例の状況になる可能性がある。ソンの後継者と目されていたヤン・ミンヒョクは、来シーズンはレンタル移籍となる可能性が高い。トッテナムはローン移籍リストに加えた。」

 同メディアは、「ニューカッスルに移籍したパク・スンスはチームに残るものの、すぐにトップチーム入りすることはない。彼はU-21チームで成長していくことになる」「ブレントフォードのキム・ジスも、ファーストチームでの経験を積むためドイツへローン移籍した」と状況を説明する。こう続けている。

「残っているのはウォルバーハンプトンのファン・ヒチャンだけだ。残留する可能性が高いと見られており、具体的な移籍の噂はまだない。しかし、真の問題は彼の置かれた状況だ。昨シーズン、ウォルバーハンプトンに移籍して以来最悪のパフォーマンスを披露し、ファンから批判を浴びている」

「プレシーズン中でさえ、ファン・ヒチャンはほとんど起用されておらず、先発出場もほとんどない。ヴィトール・ペレイラ監督の構想から外れているようだ。ワールドカップを前に出場時間が減っている状況では深刻な問題であり、移籍市場終盤で選手交代を選択する可能性がある」
 

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