岩田智輝が所属するバーミンガムは、チャンピオンシップ（イングランド２部）で２年連続の昇格を目指す。この夏には、古橋亨梧も獲得した。レンヌで苦しんだだけに、巻き返しが期待される。

　バーミンガムはもうひとり、日本人選手を獲得している。ポルトガルのジウ・ヴィセンテで10番を背負った藤本寛也だ。昨季終盤をひざのケガで欠場していたが、新天地での実戦をこなしつつ、戦列復帰に向かっている。

　藤本は先日、バーミンガムのU-21チームでウェスト・ブロムウィッチのU-21チームとの一戦に出場した。前半の45分間でプレーしている。クリス・デイビス監督は、本人にとって良い機会だったと考えているようだ。ただ、まだ時間はかかると話した。

　地元メディア『Birmingham Live』によると、デイビス監督は、「まだ少しかかるけど、彼にとっては非常に良い日となった」と述べている。
 

「ゴールに絡んだし、ひざも良い感じだったからね。彼は本当に45分間の出来に満足していたよ」

「数週間、良いトレーニングをすることが必要だ。トップチームでプレーする準備を整えるためにね」

　チャンピオンシップは今週開幕。バーミンガムは８月８日にイプスウィッチと対戦する。デイビス監督は先日のノッティンガム・フォレスト戦のスタメンが、リーグ初戦で基本的なメンバーになると明かした。そこに藤本はいない。

　だが、Birmingham Liveは「８月下旬にはポジション争いに入ってくるはずだ」と報じた。藤本のイングランドでの挑戦はそれからだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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