全国高等学校総合体育大会（インターハイ）男子サッカー競技の準決勝が８月１日に開催。第２試合で尚志（福島①）と神村学園（鹿児島）が対戦した。

　立ち上がりにペースを掴んだのは、前回大会で準優勝の神村学園。持ち味の小気味良いパスワークにロングボールを効果的に織り交ぜながら、多彩なアタックを繰り出していく。

　17分には縦パスに反応したFW倉中悠駕がボックス内に進入。シュートを試みるが、これは素早く前に出た相手GK門井宏樹に阻まれる。

　やや劣勢の尚志は、焦れることなく身体を張った守備で対抗。徐々に前に出ていく回数を増やしていくと、25分に均衡を破る。右サイドでスルーパスに抜け出したFW根木翔大が、寄せてくる敵に対してワンフェイクを入れてから右足を振る。グラウンダーのシュートをファーサイドに流し込んだ。

　ビハインドの神村学園は、慌てずに自分たちのスタイルで反撃。ただ思うようにフィニッシュに持ち込めない。試合は尚志の１点リードで折り返す。
 

　迎えた後半、１点を追う神村学園が変わらずに攻め立てる。中央からの崩しに加え、両サイドに起点を作り、盛んにクロスを入れていく。

　そして後半14分、試合を振り出しに戻す。MF佐々木悠太が敵陣中央でボールを足もとに収めると、思い切りの良いミドルシュートを叩き込んだ。佐々木はこれで４戦連発だ。

　スコアは１－１。その後は両チームとも勝ち越し弾を狙いに行くなかで、見応えのある攻防が展開される。時計の針は70分を経過。このままPK戦から思われた終了間際に、神村学園が好位置でFKを得る。

　これをキッカーの佐々木が直接狙う。狙いすました一撃がゴールネットを揺らす。神村学園が逆転。土壇場で試合をひっくり返し、２年連続の決勝進出を決めた。ファイナルでは、準決勝で流経大柏（千葉）を下した大津（熊本）と激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】広瀬姉妹・ガッキー・永野芽郁！ 初代から最新20代目の月島琉衣まで「選手権・歴代応援マネージャー」を一挙公開！

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての１位は？ サカダイ選手名鑑で集計！「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介

【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える"タレント&モデルの妻たち"