「スロット監督のスカッドで非常に貴重な存在」来日中のリバプール番記者に訊いた遠藤航のリアルな評価。新シーズンの起用法は?「先発でも使われる」

2025年07月29日 中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

「加入当時は慰めの賞のようなものだったが…」

横浜FM戦に向けてトレーニングを行なったリバプールの遠藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 7月29日、アジアツアー中の日本代表MF遠藤航が所属するリバプールが、30日に開催されるJリーグワールドチャレンジの 横浜F・マリノス戦に向けてトレーニングを千葉県内で実施した。

 このトレーニングには日本だけでなく、イングランドからも多くのメディアが取材に訪れていたなか、『The Athletic』のリバプール番を務めるジェームズ・ピアース記者に遠藤航の評価を訊いてみると、次のように答えてくれた。

「彼はアルネ・スロット監督のスカッドで非常に貴重な存在だ。リバプールがこの日本人を獲得した当時を振り返ると、ファンは少し不安や疑念を抱いており、彼に対して何を期待していいかわからなかったと思う。そして当時、クラブは(モイセス・)カイセドを獲得する夢も抱いていて、エンドウの加入は慰めの賞のようなものだった。しかし彼は期待を遥かに上回って、ユルゲン・クロップ監督のもとで多くの試合に出場した。

 スロット監督はエンドウとは違うタイプのボランチを好んでおり、多くの出場機会はないかもしれないが、それでもチームにとって重要であることには変わりない。途中出場でゲームを終わらせることに関して、かなり信頼されている。昨季は何度も何度も僅差でリードする試合でチームの守備を助けた。ファンも彼のことが大好きだ」
 
 リバプールはスロット体制2年目を迎える。ピアース記者は新シーズンの遠藤の起用法を次のように予想する。

「基本的には昨シーズンと同じような感じになると思う。スロットは、試合に出られなくても決して文句を言わず、つねにチームを第一に考えているエンドウの態度を高く評価している。だが、彼がより大きな役割でプレーするのは難しいかもしれない。同じポジションには優れた選手が多い。しかし先発でも使われると思う。格下との試合ではスタートで起用され、重要なゲームでは途中出場になるだろう」

 "クローザー"としての地位を確立しつつある遠藤が昨季のプレミアリーグで先発したのはわずかに1試合。今季はその回数を増やせるか。

取材・文●中川翼(サッカーダイジェストWeb編集部)

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