日本人４選手が所属するセルティックは現地７月26日、イタリアで開催されたプレシーズンのコモカップでサウジアラビアのアル・アハリと対戦。１－１のまま突入したPK戦を５－４で制して勝利を飾った。

　この試合で、今夏に川崎フロンターレからセルティックに加入した山田新が新天地デビューを飾る。後半開始から途中出場した日本人ストライカーは、60分にボックス内からのシュートでネットを揺らすも、オフサイドの判定で得点ならず。それでもPK戦では、最後のキッカーとしてしっかりと成功させて勝利に貢献した。

　スコットランドメディア『THE Scottish Sun』によると、そんな山田に対してセルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は、次のように賛辞を贈っている。
 

「シンにとっては良かった。彼は加入したばかりで、決して簡単ではない。残念ながら先日の試合には出場できなかったが、今回は45分プレーさせる予定だった。落ち着きを見せていたし、とても速くて力強い」

　一方で指揮官は「相手の裏に走り込みたがっているけど、これまでの彼のプレーを少し見た限りでは、得点を決めるためにはもっと決定的な位置を取る必要がある。我々は多くのチャンスを作り出すチームだからね」と課題も指摘しつつも、「でも、彼は力強くプレッシャーをかけることができる」と強みにも触れた。

　得点こそなかったものの、デビュー戦で好印象を残した山田。８月３日に行なわれるセント・ミレンとのスコットランドリーグ開幕戦で先発の座を掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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