「潜在能力と欧州への適応力に自信」なぜソシエダはJ未デビューの日本人DFを獲得? スペイン紙が詳報。150万ユーロの買取OP付き

2025年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「189センチ、左利き、CBと左SBの両方をこなせる多才さ」

U-20日本代表の喜多。ポテンシャルは特大だ。写真:Mutsu Kawamori/Mutsu FOTOGRAFIA

 久保建英を擁するレアル・ソシエダが7月23日、京都サンガF.C.から喜多壱也が1年間の期限付きで加入すると発表した。スペイン2部に昇格したサンセ(Bチーム)でプレーすることになる。

 現在19歳でU-20日本代表の喜多は、京都の下部組織から昨年にトップチームに昇格。今季リーグ戦の出場はなく、Jリーグ未デビューではあるものの、機動力とエアバトルの強さを備える189センチの左利きCBで、ポテンシャルは抜群だ。

 現地スペインのメディアも大いに注目しており、大手紙『Mundo Deportivo』は若きサムライの獲得を次のように報じている。

「レアル・ソシエダは、サンセに加わる日本人との契約を正式に発表した。その名はカズナリ・キタ。19歳のDFで、J1リーグの京都から、150万ユーロ(約2億5000万円)の買取オプションが付いた1シーズンのローンで加入する。U-20代表選手でもある彼は、189センチ、左利き、CBと左SBの両方をこなせる多才さが特長だ。その存在が守備陣を強化する」
 
 同紙はその上で、「京都のトップチームでは、過去3シーズンでカップ戦5試合しか出場していない」"懸念"に関しては、「ソシエダのスポーツ部門は潜在能力と欧州サッカーへの適応力に自信を持っている」と説明。これから築いていく実績に期待を寄せている。

「彼の移籍は、サンセの過去の段階でも見られたように、将来性のある若手を獲得する最近の傾向に沿ったものだ。日本人CBはソシエダのセカンドチームで成長する機会を得るが、9月末から10月初旬に開催されるU-20ワールドカップへの招集により、一時的に出場機会が制限される可能性がある。日本は既にこの大会への出場権を獲得している」

 将来性豊かな喜多。Bチームでアピールを続け、世界屈指の強豪が鎬を削るラ・リーガの舞台に立てるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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