驚異的な進化を続ける鈴木彩艶は今夏、セリエA下位のパルマからステップアップするのか。

　新天地候補として複数のプレミアリーグクラブが挙がるなか、英衛星放送『Sky Sports』が22歳の日本代表GKを特集。冒頭で次のように伝えている。

「ザイオンン・スズキがプレミアリーグに移籍するのは必然である。マンチェスター・ユナイテッドとウェストハムからアプローチを受けており、時間の問題だ。その注目度合いは正当化されている。まだ22歳。唯一の疑問は、いつ飛躍するかだ」

　鈴木は2024-25シーズン、欧州５大リーグで２位となる55本のクロスをキャッチした。『Sky Sports』はこうしたデータを踏まえ、「スズキを非常に魅力的にしているのは、反射的なセーブと圧倒的な存在感を組み合わせている点だ」と分析している。
 

「偉大なGKを想像すると、彼らはどちらか一方に偏る傾向にある。しかし、スズキは単に低く倒れてセーブするだけでなく、高く跳び上がって危険を未然に防ぐ。一方で、まだ改善すべき点はある。彼は９回キャッチミスをした。これはセリエAで最多だ。積極的な姿勢にはリスクが伴う事実を示している。ただ、彼は着実に成長を続けている」

　そして『Sky Sports』は最後に改めて「唯一の疑問は、その道のりをどう管理するかだ」と指摘。「一部の人は、パルマでもう１シーズンプレーするべきだと助言している。しかし、いずれにせよ、ザイオン・スズキは大きな移籍を遂げるだろう」と締め括った。

　時期は分からないが、ステップアップは確実と考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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