球際の激しさ、空中戦の強さ、先制点のアシストも。15試合ぶり復帰のCBジェイソン・キニョーネスが抜群の存在感「日々の練習で共有しているので」【横浜FM】

2025年07月21日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

35分に谷村の先制ゴールをアシスト

約3か月半ぶりにリーグ戦のピッチに立ったJ・キニョーネス(中央)。チームの勝利に貢献した。(C)SOCCER DIGEST

[J1第24節]横浜FM 3-0 名古屋/7月20日/日産スタジアム

 横浜F・マリノスは7月20日、J1第24節で名古屋グランパスとホームで対戦し、3-0で勝利。勝点を21に伸ばし、4月20日の11節・浦和レッズ戦(1-3)に敗れて最下位に転落して以来、3か月ぶりの最下位脱出となった。

 チームを勝利に導いた谷村海那、ヤン・マテウス、植中朝日のゴールは見事だったし、相手を無失点に抑えた守備陣の奮闘も光った。そのなかで、個人的に目を引いた選手がいた。15試合ぶりにリーグ戦のピッチに戻ってきたCBジェイソン・キニョーネスだ。

 守備面では、CBを組んだトーマス・デンと声を掛け合いながら、ハイラインのディフェンスラインをしっかりコントロール。個人でも球際の激しさと空中戦の強さを随所に披露した。

 また、攻撃面では35分の左CKのシーンで、ファーサイドのエウベルが折り返したボールを頭でつなぎ、谷村のゴールをアシスト。約3か月半ぶりの実戦復帰だったことを感じさせない存在感だった。
 
 試合後、J・キニョーネスは「久しぶりにピッチに立てて、勝利もできて嬉しい。最高の日になりました」とコメント。7節・ファジアーノ岡山戦以来となるT・デンとのCBコンビには「ラインの上げ下げなどを日々の練習で共有しているので、それができた」と手応えを口にした。

 この日が復帰戦だったこともあるのだろう。J・キニョーネスは62分にベンチに下がったが、コンディションに関しては「思った以上に良かった」と語る。

「もっとできると思ったけど、それは(大島秀夫)監督が決めることなので。しっかり休んで、フレッシュな状態で次の試合に臨みたい」

 最下位から18位に浮上した横浜FM。J2降格をなんとしても阻止したい状況のなかで、27歳のCBが最終ラインに戻ってきたのは心強い。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

【動画】J・キニョーネスのパスから谷村がゴール!

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