「最後まで諦めずにやった結果」鹿島、柏に3-2で劇的勝利! 鬼木監督が選手の奮闘を称える

2025年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今日やらないとね、いつやるんだと」

鬼木監督が劇的勝利を収めた一戦を振り返った。写真:永島裕基

 Jリーグは7月20日、J1第24節の鹿島アントラーズ対柏レイソルを開催。ホームの鹿島が3-2で劇的な勝利を飾った。

 試合後、鹿島を率いる鬼木達監督はフラッシュインタビューに応じ、最後の最後に掴んだ大きな勝点3について、選手の奮闘を称えた。

 劇的な幕切れとなった試合を、指揮官は「選手が最後まで、かなり苦しかったと思いますけど、諦めずにやった結果」だと振り返る。先制しながらも追いつかれる苦しい展開にも、「嫌な追いつかれ方をして、PKもありましたけど、でも最後、サポーターとともに非常にエネルギッシュに戦ってくれたと思います」と語り、最後まで諦めなかった選手たちと、それを後押ししたサポーターに感謝を示した。

 一方で、90分間の試合内容については、冷静に課題を口にする。「内容的にはやっぱり改善の余地がいっぱいあると思います」と述べ、特に先制点を奪った後の試合運びを問題点として挙げた。

「点を取った後の戦い方とか、やっぱりそのところでもう1点取りに行くとか、自分たちの時間をもっともっと増やすこと。それはこれからの課題です」
 
 それでも、厳しい試合を勝ち切ったことには大きな意味があると考えている。「ただこういったゲームでしっかりと勝てたこと、それはある意味成長だと思っていますので、満足はしてないですけど、でも選手はいい克服をしてくれたかなと思います」と、チームの成長に手応えを感じている様子を見せた。

 後半に押し込まれた時間帯を巻き返すために必要だった点については、「やっぱりボールを取るところ。まずは取らなきゃいけない」と守備の強度を指摘。さらに攻撃面でも「取った後、あれだけ少し動かされて疲弊してしまったので、そういう意味で言うと、前へ出ていくパワーが少しずつ減ってしまった」と分析し、「一人ひとりが、自信を持ってボールを持つこと」の重要性を強調した。

 この日はクラブとして「男祭り」と銘打って開催された一戦。まさにその名にふさわしい劇的な結末に、監督は「本当に今日やらないとね、いつやるんだという、そういう日だったと思いますし、そこでしっかりと、らしさを出してくれたと思います。非常に良かったと思います」と、最後まで戦い抜いた選手たちの姿勢を最大限に称賛してインタビューを締めくくった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】キャノン砲が炸裂! 鹿島レオ・セアラの衝撃的ミドル弾!

【画像】美女がずらり!! 真野恵里菜、平愛梨、高梨臨…新旧日本代表を支える"タレント&モデルの妻たち"

次ページ【動画】キャノン砲が炸裂! 鹿島レオ・セアラの衝撃的ミドル弾!

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事