レンヌでなぜ大苦戦? バーミンガムをプレミアに導ける? 古橋亨梧をセルティック元監督が熱く語る!30歳の新戦力はファンとMFが「見たことがない選手」

2025年07月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「キョウゴ・フルハシはファンタスティックだ」

レンヌで出場機会確保に苦しんだ古橋。バーミンガムで再出発する。(C)Getty Images

 新天地イングランドでスコットランド時代の輝きを放てるか。

 セルティック3年半で85ゴールをマークした古橋亨梧は、今年1月にレンヌに活躍の場を移した。満を持して欧州5大リーグへステップアップしたものの、満足に出場機会を得られず。リーグ・アンでの2024-25シーズン後半戦は6試合(先発はデビュー戦の1試合のみ)の出場に留まり、0ゴール0アシストで終わった。

 そして今夏、チャンピオンシップ(イングランド2部)に昇格したバーミンガムに移籍。再び環境を変えて再出発するなか、セルティックの元指揮官ゴードン・ストラカン氏が、30歳の日本代表FWの新シーズンを展望した。

 選手時代はマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍したストラカン氏は、『OLBG』のインタビューで「キョウゴ・フルハシはバーミンガムをプレミアリーグに戻せるか?」と問われ、次のように語った。

「キョウゴ・フルハシはファンタスティックだ。素晴らしい姿勢が特長的な優れた選手だよ。バーミンガムのファンは彼のように走り回る選手を見たことがないはずだ。ロビー・サベージもそのタイプの選手だったかもしれないが、中盤で髪をなびかせながら走り回るだけだった。キョウゴは、自分のプレーに明確な目的を持っている。

 彼の最初の考えは『どうすれば相手の背後に入れるか』だ。だから、中盤の選手たちは短いパスではなく、背後を意識しなければならない。彼は素晴らしいフィニッシャーで、素晴らしいスタイルを擁している」
 
 68歳の元スコットランド代表MFは一方で、「バーミンガムが彼の長所を活かせるだけのボールを保持できるかどうかが心配だ」と指摘。レンヌ時代の苦戦に触れ、こう付け加えた。

「キョウゴはレンヌに移籍したが、セルティックほど強くなかったし、ボールを保持する時間も少なかったため、彼は少し苦労し、出場機会を得られなかった。また、スカウティングとマネジメントの意見が一致しなかった部分も要因の1つだと思う。彼はボールを多く保持するチームに所属し、中盤の選手が走りを見極めてパスを出せる環境が必要だ。彼はバーミンガムのミッドフィルダーがこれまで見たことのないような走りを仕掛けるだろう」

 バーミンガムのMFには岩田智輝と藤本寛也がいる。日本人トリオでのチャンピオンシップ席巻、その先の2010-11シーズン以来のプレミアリーグ復帰に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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