「発煙筒や花火」「覆面で顔隠し」横浜FM、ダービー前の禁止行為で59名に厳罰。サポーター団体4つも無期限活動禁止に

2025年07月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

三ツ沢公園内での行為が発端

横浜FMが禁止行為を行なったサポーターへの処分を発表した。

 7月14日、横浜F・マリノスは5日に行なわれたJ1第23節の横浜FC戦において、一部サポーターが禁止行為を行なった事案について、59名のサポーターに無期限の入場禁止処分を科すと発表。また、4つのサポーター団体に対しても無期限の活動禁止処分とした。

 問題となったのは、アウェーのニッパツ三ツ沢球技場で開催された横浜ダービーの試合前に発生した事象だ。横浜FMのサポーターが三ツ沢公園内で発煙筒や花火を使用したほか、覆面で顔を隠す行為、横浜FCサポーターへの挑発行為、警備スタッフの制止を振り切ってアウェーグッズ規制エリアへの侵入、警備スタッフの指示に従わない行為などの禁止行為を行なった。

 クラブは7月8日から12日にかけて映像や写真などの確認・行為者の特定、および処分対象者への事情聴取を実施。その結果、「事案1」として「集団での威嚇、挑発行為」「試合運営妨害」を行なった57名に対して無期限入場禁止の処分を科した。

 また「事案2」として「花火、発煙筒の使用」「集団での威嚇、挑発行為」「試合運営妨害」を行なった2名に対しても無期限入場禁止の処分を決定した。なお、これらの事案に関わるそのほかの対象者については引き続き特定中で、調査を継続するとしている。
 
 個人への処分に加え、4つのサポーター団体に対しても無期限活動禁止の処分を行った。これにより、団体としての活動を想起させるすべての行為が禁止されることになる。

 横浜FMは「『FAIR PLAY, FAIR SUPPORT』差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません」をスローガンに人権啓発活動を行なっており、再発防止のためにスタジアム内外における安全対策やセキュリティ体制の見直し、ファン・サポーターとのコミュニケーション強化など、安全・安心なスタジアムづくりに努めていくとしている。

 また、ファン・サポーターに対しては、クラブフィロソフィーを胸に刻み、リスペクトをもった発信・行動を行なうよう呼びかけるとともに、観戦ルールとマナーの順守を改めて求めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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