「日本からの補強は見事に成功」「驚きじゃない」欧州名門の日本人獲得に元イングランド代表FWが持論「もはやリスクは存在しない」

2025年07月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「一部にあった適応への懸念はない」

新潟から名門セルティックへ移籍した稲村。写真:鈴木颯太朗

 セルティックはこの夏、稲村隼翔を補強した。さらに山田新の獲得にも迫っているとされる。海を渡ってスコットランドに向かう日本人選手は増えるばかりだ。

 アンジェ・ポステコグルー前政権で、セルティックが日本人選手を抜てきし、大きな成功を収めたのは周知のとおりだ。古橋亨梧、前田大然、旗手怜央は、歴史に残る活躍を見せている。一方で、井手口陽介、小林友希、岩田智輝といった選手たちは、大きなインパクトを残すに至らなかった。

 セルティックの新たな日本人選手に注目が集まるなか、OBの元イングランド代表FWクリス・サットンは、地元紙『Daily Record』のコラムで、「日本からの補強の多くが見事に成功してきたことを考えれば、セルティックが日本市場で買い続けるのは驚きじゃない」と述べている。(『Celts Are Here』より)

「世界の反対側から選手を連れてくることへのリスクはもはや存在しない。キョウゴ、マエダ、ハタテといった選手たちがスコットランドで活躍してきたからね。同じようなインパクトを残せなかった選手たちもいる。だが、かつて一部にあった適応への懸念はない」

 同氏は稲村と山田について、次のように話した。

「(稲村は)レンタル移籍が予定されているみたいだが、ブレンダン・ロジャーズ監督は(デビュー戦となった)コーク戦のパフォーマンスに良い意味で驚いていたようだ。もっと注目していくかもしれない。長期的なキーラン・ティアニーのバックアップになるかは疑わしい。まだまだこれからの選手であり、チャンピオンズリーグ予選残り20分で彼を投入しなければいけない事態は望まないだろう」

「そして直近でターゲットと言われているヤマダは、待望のキョウゴの代役となるのだろうか。それに関しても、様子を見てみなければならない。150万ポンド(約2億8500万円)だから、財政が破たんするわけじゃない。再び大当たりになるかもしれない」
 
 レジェンドのコメントを伝えたCelts Are Hereは、「セルティックにとっては、ローリスク・ハイリターンの市場だ。安価で獲得し、セルティックでスターになれるかもしれないダイヤモンドの原石を発掘できる」と続けている。

「今夏Jリーグから獲得した2人の評価は保留だ。だが、コークはそれほどの相手ではないものの、ファンはすでに感心している」

 もちろん、稲村や山田がインパクトを残せるか、今はまだ誰にも分からない。結果を出してきた先輩たちの後に続けることを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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