ドイツ国内での移籍が注目されていたが、オランダに戻る可能性もあるという。

　ボルシアMGの板倉滉はこの夏の去就が取りざたされてきた。現行契約が残り１年となり、クラブが移籍金を手にできる最後の夏だからだ。

　板倉はこれまでバイエルンやドルトムント、フランクフルトといったブンデスリーガの強豪クラブへのステップアップが取りざたされてきた。だが、移籍先は決まっていない。ボルシアMGは財政的な理由からも売却を狙っているとされるが、具体的な進展はないとも言われている。

　ドイツ『Sky Sport』のフロリアン・プレッテンベルグ記者が７月11日に投稿したところによると、移籍先候補のひとつとされてきたフランクフルトは、板倉の獲得から手を引いたようだ。同記者は「もはやレースにおらず、関心を抱いていない」と報じた。
 

　一方で、プレッテンベルク記者は、オランダ王者PSVが板倉獲得に向けた「話し合いを始めた」と伝えている。板倉は2019年から2021年夏までフローニンゲンにレンタル移籍で在籍。１シーズン半にわたってエールディビジでプレーした経験を持つ。

　同記者によると、板倉とボルシアMGの契約に含まれていた解除条項は、期限が満了になったとのこと。つまり、今後は獲得を狙うクラブとボルシアMGが交渉で合意に達する必要がある。

　PSVとボルシアMGの交渉はまとまるのか。それとも、他クラブが名乗りをあげるのか。あるいは、このまま残留し、来年夏のフリーでの移籍を狙うのか。日本代表主力CBの動向に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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