現地７月９日に開催されたクラブ・ワールドカップ（W杯）準決勝で、パリ・サンジェルマンがレアル・マドリーと対戦。４－０で大勝し、今大会直前にチャンピオンズリーグを制した勢いそのままに決勝進出を果たした。

　ルイス・エンリケ監督は手応え十分の様子だ。クラブ公式サイトによれば、一昨夏からフランス屈指の強豪を率いるスペイン人指揮官は、母国の名門を粉砕後に次のように語った。

「我々パリジャンにとって、そして全てのサポーター、クラブ全体にとって、これは非常に特別な瞬間だ。私たちは本当に良い仕事をしたと思うし、素晴らしい試合をした。私たちは幸せだ。決勝に進出でき、とんでもなく素晴らしいシーズンを過ごしている。この決勝を勝ちたい」
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　32チーム制に拡大され、アメリカで開催されている新生クラブW杯は、猛暑が問題になっている。

　グループステージの初戦でアトレティコ・マドリーを４－０で下した際も「試合は明らかに気温に影響を受けた」と言い、「ヨーロッパの視聴者には良い時間帯だが、チームは苦境に立たされている。90分間非常に高いレベルでパフォーマンスするのは不可能だ」とキックオフ時間に苦言を呈していたエンリケ監督は、再び不満を漏らした。

「みんなが見たように、あの酷暑の中での試合は信じられないほど過酷だった。両チームに影響を与えたと思うが、私たちは戦い続けた」

　アトレティコ戦のキックオフ時間は現地12時で、今回のマドリー戦と決勝のチェルシー戦は15時だ。欧州王者から世界王者に格上げするためには、暑さにも打ち勝つ必要がある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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