文字通り特大の存在感を放った。

　７月９日に行なわれたE-1選手権の第１戦で、中国女子代表は韓国と対戦。終盤までリードしていたものの、後半アディショナルタイムにミドルシュートを叩き込まれ、２－２のドローで終わった。

　この試合で最も印象に残ったのが、179センチの体躯を誇る中国のFWシャオ・ジーキンだ。高さだけではなく、体つきもがっしりしていて、「サイズ感が明らかに他の選手と違う」と感じた。

　１－１で迎えた67分には、「高さを活かして」というわけではなかったものの、クロスに渾身のヘッドで合わせて、一時は勝ち越しとなるゴールを奪ってみせた。

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　その瞬間、記者席の隣にいた韓国の記者は唖然とした様子だった。

　第３戦で中国と対戦するなでしこジャパンにとっても、要注意の選手だ。チーム最長身のDF石川璃音でも172センチ。高さ勝負では分が悪いため、簡単にクロスを上げさせないのも重要だろう。

　ただ、シャオ・ジーキンは、ゴール前でどっしり構えるというよりは、意外にも裏抜けを狙って、サイドに流れるプレーが多かった。日本にとっては、そうしてくれたほうが対応しやすいかもしれない。。

　いずれにしても、脅威になり得る選手である。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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