日本代表は７月８日に開催されたE-１選手権の初戦で、香港代表と龍仁ミレウスタジアムで対戦。代表デビュー戦のジャーメイン良が前半で４ゴールを挙げるなど、怒涛のゴールラッシュを披露し、６－１で大勝を飾った。

　北中米ワールドカップのアジア最終予選ではベンチ外が続いていた長友佑都は、久々にベンチ入りしたものの、一方的な試合展開でも声が掛からず、出番なしに終わった。

　だが、38歳の大ベテランは、５枚の交代枠を使いきっても、ウォームアップを続けていた。どんな心境だったのか。

「交代枠はなくなりましたけど、もしかしたら、（交代が追加できる）脳震とうの可能性もあるでしょうし、そういったものもあって、アピールも含めてアップをしていました」

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　結局、２年半ぶりの出場機会を巡ってこなかった。だが、ベンチ入りをしたことで、気持ちも高まったようだ。

「今までは上（スタンド）で見てたんで、やっぱり下で見るのは全然（違う）。ベンチでより選手に近くなったので、モチベーションも１個上がりましたし、自分が出てもやれるなという感触は、同じ目線でピッチに立つことで、よりいっそう自信が持てました」

　次戦の中国戦で出番が訪れるのか。森保一監督の決断に注目が集まる。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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