［E-１選手権］日本 ６－１ 香港／７月８日／龍仁ミルスタジアム

　国内組のみで今大会に臨んでいる日本。初戦の香港戦では、立ち上がりからゲームの主導権を握ったなか、開始４分に先制に成功する。左からの相馬勇紀のクロスに反応したジャーメイン良が鮮やかなボレーを叩き込んだ。さらにその６分後には、再び相馬のクロスにジャーメインが頭で合わせて２点目を挙げる。
【画像】日本代表の香港戦出場16選手＆監督の採点を一挙紹介！前半で４ゴールと爆発した13番が驚異の最高点！代表デビュー組の評価は？
　攻撃の手を緩めない日本は、20分にも稲垣祥が強烈なミドルを突き刺すと、22分、26分とジャーメインが立て続けに得点。前半だけで５点のリードを奪う。

　後半にはボールを握りながらも得点を奪えずにいたなか、59分にCKから一瞬の隙を突かれて失点。以降は攻め込まれる場面もあったものの、90＋４に途中出場の中村草太が巧みな個人技からダメ押し弾を決めて、６－１で勝利を収めた。
 

▼日本代表のチーム採点「７」

　E-１選手権の初戦で、初選出の６人が先発出場。やや驚きだったジャーメインのシャドー起用が当たり、なんと一人で４ゴ―ルを叩き込んだ。

　前半は５－０と完璧な内容だったが、後半は相手にセットプレーで先に点を奪われ、その後もピンチを招くなど停滞した。

　ただ、多くの選手が５日のJ１リーグでプレーし、移動をしながら、ほぼぶっつけ本番で試合に臨んでいた点を考えると、疲労と連係面の拙さは否めないか。途中出場を含めると16人中10人が代表デビュー戦だったのだから、なおさらだ。

　もちろん最高点はデビュー戦で４発のジャーメインで、95年ぶりの偉業達成の30歳に敬意を込めて、8.5点の高採点をつけた。

　ほかのデビュー組では、久保藤次郎、中村、大関友翔が6.5点と好印象を残した一方、ピサノアレクサンドレ幸冬堀尾、宮代大聖、山田新らはやや悔しい結果となり、明暗が分かれた。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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