北中米ワールドカップ予選のアジア最終予選で、日本代表と同組だったインドネシア代表（FIFAランキング123位）は、旧宗主国であるオランダ系の選手を次々に帰化させ、チームを強化。グループCで最もFIFAランキングが低かったものの、プレーオフ進出を決めた。

　インドネシアの帰化政策は男子だけに留まらないようだ。韓国メディア『スポーツ朝鮮』は、「インドネシア代表なのかオランダ代表なのか分からない。アジアサッカーの生態系が崩壊。オランダ人の帰化で女子サッカーも超強力に」と見出しを打ち、次のように報じた。

「インドネシアのサッカー界は、近年の帰化政策によって代表チームの戦力を急速に強化している。男子選手の帰化は非常に速いペースで進んでおり、すでに戦力は大幅に強化され、その成果も現れた。インドネシアは男子に留まらず、女子でも帰化政策を通じて力の強化に成功している」

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　同メディアは「インドネシア女子代表は、男子と同様に弱小国だった。ワールドカップにもオリンピックにも一度も出場しておらず、アジアカップでの成績も悲惨なものだった」としたうえで、こう綴った。

「しかし、インドネシアは2024年の女子東南アジア選手権で初優勝を果たし、その可能性に気づき始めた。以来、ヨーロッパでプレーする女子選手の帰化を積極的に進め、女子サッカーの発展を目指している。オランダでプレーしていた有望な若手選手を多数帰化させている。彼女らの多くは10代後半から20代前半で、長期的な将来を期待できる。オランダの女子リーグは、男子と同様に、ヨーロッパの主要リーグに次ぐレベルと位置付けられている」

　記事は「インドネシアの帰化政策は、今後のアジアサッカー界に激震を走らせる可能性がある」と締め括っている。

　男女におけるインドネシアの台頭に危機感を持っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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