「早く引退したいと…」日本代表MFが衝撃発言! 追い詰められた移籍1年目の“苦悩”を激白「ボールに触るのが怖かった」

2025年07月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分の中でも少しサプライズだった」

プレミアリーグ1年目を振り返った鎌田。(C)Getty Images

 クリスタル・パレスに所属する鎌田大地が、自身のYouTubeで、2024-25シーズンを振り返った。

 フランクフルト時代に師事したオリバー・グラスナー監督の誘いを受け、昨夏にパレスに加入した鎌田。序盤はチームが不調のなか、プレミアリーグのスタイルとチームのサッカーにフィットできず、なかなか本領を発揮できなかった。

 ボランチで起用されると言われていたのに、シャドーでの出番が多く、戸惑いもあったようだ。

「そもそもシーズンが始まる前に、6番(ボランチ)の方でというのはずっと(監督と)喋っていたのに、プレシーズンもほぼほぼ6番はやってなくて、あれあれみたいな。10番(シャドー)で出そうやなみたいな。10番で、しかも左じゃなくて右でやるのは難しいなと思っていた。基本的には6番って言ってたのに、10番の方で考えられていて、自分の中でも少しサプライズだった」

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 開幕から停滞していたチームが、繋ぐスタイルから、ロングボール戦術へと変更し、徐々に調子を上げていく。だが、フィジカル重視のサッカーで鎌田の存在感はますます低下していった。

「チームが勝ち始めて、サッカーも繋ぐのをやめようという風になって、ロングボール主体に切り替わって。そこで他の選手の方が明らかに自分よりも勝る部分がすごくあったから、それは出られへんやろなっていうのは自分自身も理解はしていた。そこら辺は気持ち的にも難しい時期やった」

 そんな状況で、かなり精神的にも、追い詰められたようだ。耳を疑うような言葉を口にした。

「試合に出てなかったり、自分が出た試合で勝てずに、自分が出ない試合で勝点を取ったり、勝ったりして、スタメンで出るというのが感覚的にも遠のいていってた時期は、ボールを受ける時とか、ボールを受けてからとかも自分の視野が狭くなってたりとか、気持ち的にもボールに触るのをちょっと怖がったり、そういう部分は絶対あった。全然見方が違ったし。冬ぐらいまでの時期はなかなか難しかったし、希望がなかったから大変でした。冬までに1番口にしていた言葉は、『早くサッカーを引退したい』(笑)」

 それでも、シーズン最終盤に調子を上げ、チーム初のメジャータイトルとなるFAカップ優勝に貢献した鎌田。最後の最後で、帳尻を合わせるあたりはさすがである。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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