かつてJリーグでプレーした元日本代表DFの近藤直也氏が、自身のXで監督交代に関する私見を発信した。

「現役時代に個人的に感じていたこと」と切り出した近藤氏は、「Jリーグでシーズン途中に監督が解任されることは珍しくなく、今シーズンもいくつかのチームで監督交代がおこなわれています。そのとき、外部から新たな監督を呼ぶのではなく、コーチが内部昇格をして監督に就任するケースがあります」とした。

　そのうえで現役時代、そうした場面に立ち会った際に抱いていたという"違和感"について、こう明かした。

「それは、それまでの監督の方針に共感し、サポート役として一緒にやってきたはずのコーチが、いざ自分が監督になると、まるで別チームのような戦術やコンセプトを打ち出してくること。『え？じゃあ今まで監督のやり方には本当は納得してなかったの？』そんな疑問が」
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　さらに、「本当に共感していたなら、監督の戦術やチーム作りに対して、解任される前にもっと積極的に意見を伝えていたんじゃないか」「現場で感じた課題や改善点を、チームのためにきちんと共有していたんじゃないか」と指摘した。

　そして「でも、監督が交代して自分がトップに立った瞬間に全く違うやり方をすると、そういうことをちゃんとやってきたのかと感じてしまいます」と監督が代わった瞬間に全く違う手法を取り入れる姿は、コーチとしての役割を全うしていたのかという疑念につながるとした。

　時には「そもそも、そのコーチをサポート役として据えたこと自体が間違っていたのでは？とすら思えてしまうことも」あったという。

　最後に近藤氏は「もちろん、実際のところはわからないです」としつつ、「ただ、選手としてピッチに立っていた自分からすると、そんな違和感がありました」と、現場からの視点で感じたことであると強調して締めくくった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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