2025年７月２日、日テレ・東京ヴェルディベレーザが「岩﨑心南（22歳）と土方麻椰（21歳）のチーム離脱」を発表。ともに海外移籍を前提とした準備のためであり、両選手のコメント等については、移籍決定のタイミングで伝えるとのことだった。

　ふたりの離脱は近年の日本女子サッカー界における海外挑戦の流れを象徴している。東京五輪以降、なでしこジャパンの選手たちが次々と海外リーグ、特に欧州の強豪リーグへと活躍の場を広げている事実からもそれは分かるだろう。
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　一方、日テレ・東京ヴェルディベレーザは積極的な補強も敢行。ライバルの三菱重工浦和レッズレディースから代表歴のある塩越柚歩と猶本光を獲得するなど、興味深いチーム編成になりそうで、話題を集めている。

　22年U−20女子ワールドカップメンバーの岩﨑と、なでしこジャパン招集歴のある土方の海外移籍準備は、日本女子サッカー界の国際化がさらに加速している現状を示す事象か。WEリーグの発足で国内環境が整備される一方で、世界のトップレベルでのプレーを選択する選手も増加。この二極化は日本女子サッカーの多様な発展の形を示している。

構成●サッカーダイジェストTV編集部

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