「本当に必要としているのか?」ドイツ強豪が争奪戦の日本代表主力、“本命”と見られた名門移籍が停滞か「リストのトップにいた。だが…」

2025年07月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どれだけの金額を負担できるだろうか?」

フライブルク退団が濃厚視されている堂安。(C)Getty Images

 フライブルクのMF堂安律は、今夏のステップアップ移籍が注目されている。

 日本代表の主力を巡っては、バイエルン、ドルトムント、フランクフルトといったドイツの強豪クラブやイングランド方面からの関心が取り沙汰され、なかでもフランクフルトが争奪戦で優位に立っていると現地では報じられてきた。

 だが、現時点で契約がまとまる気配はない。ドイツメディア『HEIDELBERG24』も6月30日、「フランクフルトは本当に堂安律を必要としているのか?」と題した記事を掲載し、次のように伝えた。

「経験豊富な選手を探すにあたって、フライブルクのウインガーである堂安はリストのトップにいた。だが、この件はほぼ膠着状態に陥った。フライブルクのクレメンス・ハルテンバッハSDは『彼が次のステップに進む意思があるなら、我々はいかなる障害も設けないという合意は最初からあった』と語った。しかし、この日本人選手は今後の進路についてなかなか答えを出していない」

 同メディアは「バイエルン、ドルトムント、あるいはイングランドのクラブが探りを入れた場合、次のステップを正しく決定するのにはある程度の時間がかかる可能性がある」としつつ、こう綴っている。

「その結果、フランクフルトではこの移籍をめぐる騒動が次第に静まり返っている。マルクス・クロシェSDは選手獲得には積極的に動く傾向があるものの、常に複数のプランを念頭に置いている」

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 記事は「堂安はフランクフルトのプレーに、遊び心、テクニック、そしてゴールへのこだわりをもたらすのは間違いないだろう。しかし、クロシェSDは移籍金と給与の面でどれだけの金額を負担できるだろうか?」と投げかけ、こう主張した。

「フランクフルトの新戦力獲得は、交渉のテーブルでやや長い待ち時間を必要とする高額な契約を伴うことになりそうだ。このクラスの選手獲得は2000万ユーロの水準に迫るか、あるいはそれを上回ろうとしている。自らを伝統的なチャンピオンズリーグ出場クラブとは考えていないフランクフルトに、そのような金額を負担できるだろうか?」

 そして、「新加入選手がいなくても、チーム内の競争は熾烈であり、クロシェSDはチーム編成の刷新を避けたいと考えている。現在、堂安が最優先事項ではないのもそのためだ」と続けた。

 報道の通りであれば、一時は濃厚と見られていた本命への移籍交渉は停滞しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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