「勝てなかったこと。そこがすべてかなと思います」

　試合後のフラッシュインタビューで、鹿島アントラーズの鬼木達監督が悔しさを滲ませた。

　鹿島は６月28日、J１第22節でファジアーノ岡山とホームで対戦。18分に鈴木優磨のゴールで先制に成功したが、迎えた後半、50分と59分に失点。１－２の逆転負けを喫した。

　痛恨だったのは、追加点を奪えなかったことか。

「２点目のところもそうですし、自分たちがそこを取り切らなきゃいけない」と鬼木監督はコメント。「クオリティの部分で相手の２発は素晴らしかった。自分たちはそういうところでクオリティを最後、出さなきゃいけない。そういうゲームだったかなと思います」と続ける。
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　インタビュアーから「非常に縦への矢印が出た前半だったのではないでしょうか？」と問われると、次のように応じる。

「選手は狙いのところを存分に出してくれましたし、強度の部分もかなりパワーを持ってやってくれていた。前半のところであれだけパワーを使っていたので、やっぱり２点目のところが課題になります」

　後半の戦いぶりに関しては、「立ち上がりですね。当然、１回休めば、相手ももう一度、エネルギーが出る。そこでもう少し、自分もいろんな展開を考えてやらなくちゃいけなかった」と自省した。

　鹿島はこれで連敗し、３戦未勝利。勝点41で首位の座はキープしたが、同日に清水エスパルスに２－０で勝利した２位の柏レイソルに勝点で並ばれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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