これが現実――浦和は意地を見せられず、モンテレイに0-4で大敗。唯一の日本勢は3戦全敗でアメリカを去る【クラブW杯】

2025年06月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

無回転ゴラッソで被弾してから一気に…

悔しさを露わにする渡邊凌磨(中央の13番)。浦和はクラブW杯で非常に厳しい現実を突き付けられた。(C)Getty Images

 現地6月25日、クラブ・ワールドカップのグループステージ第3節で、勝点0の浦和レッズと同2のモンテレイがロサンゼルスで対戦。浦和は既に敗退が決定、勝点4のリーベル・プレートとインテルに次いで3位のモンテレイは、突破の可能性を残している。

 開始3分、ヘスス・コロナにペナルティエリア左を攻略され、ホセ・アルバラドにヘディングシュートを浴びるが、クロスバーに当たって難を逃れる。

 23分には今大会初先発のキャプテン、関根貴大の鋭い持ち上がりからチャンスを作り、最終的には松尾がペナルティエリア左でシュート。しかし、決死のスライディングを繰り出したリカルド・チャベスにブロックされる。

 直後にマテウス・サヴィオがクロスを上げて作った絶好機も、惜しくも得点には繋がらない。

 チャンスをモノにできずにいると、30分にネルソン・デオッサに距離のある位置から無回転シュートで叩き込まれ、先制を許す。

 前半のうちに追いつきたいところだが、給水タイムを挟んで34分にも、ヘルマン・ベルテラメにGK西川周作が防げないシュートでネットを揺らされる。

 勢いづいたメキシコの名門の猛攻は止められない。39分に今度はヘスス・コロナにスーパーゴールを許し、0-3でハーフタイムに入った。
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 何とか意地を見せたい浦和は、後半の頭に2枚替え。松本泰志とチアゴ・サンタナを送り込む。

 56分には関根の粘りから松尾がクロス。T・サンタナがヘッドで反応するも、上手くゴール方向に飛ばせない。

 依然として1点が遠いなか、関根に代えて荻原拓也も投入。キャプテンマークはマリウス・ホイブラーテンに渡る。

 74分に自陣からドリブルで持ち運んだ長沼洋一がセルヒオ・ラモスに倒され、ペナルティエリア手前でFKを獲得。ただ渡邊が右足で狙ったシュートは、クロスバーの上を越える。

 84分にはミスから大ピンチを迎えるが、頼れる39歳の守護神、西川のビッグセーブで防ぐ。

 その後、90+1分にT・サンタナがネットを揺らすも、オフサイドで得点は無効に。逆にタイムアップ寸前の90+7分、ベルテラメにもう1点奪われた。

 結局、浦和は0-4で大敗し、この日も大声援を送ったサポーターに結果で応えることはできなかった。

 唯一の日本勢は意地を見せられず、3戦全敗でアメリカを去ることとなった。

 一方、モンテレイは、最終節でリーベルを2-0で下したインテルに次いで、2位で決勝トーナメント進出を果たした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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