「最終的に笑顔で終われるように」最下位に低迷する横浜FMの大島新監督が、J1残留へ決意表明「自分のすべてを投げうってでも、クラブのために」

2025年06月24日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

残留ラインは勝点41あたり

就任会見に臨んだ大島新監督。J1残留への決意を語った。(C)SOCCER DIGEST

 横浜F・マリノスの大島秀夫新監督が6月24日、横須賀市久里浜のクラブハウスで就任会見に臨み、「(J1で最下位という)この状況を打開するために、自分の全部を懸けて、なんとか全員で乗り切っていきたい」と意気込みを語った。

 今季に就任したスティーブ・ホーランド監督は、リーグ開幕からの11試合で、わずか1勝。成績不振を理由に、4月18日付けで解任された。その後はパトリック・キスノーボ監督が引き継いだが、チームは好転せず、6月19日に退任。その2日後のファジアーノ岡山戦は、大島秀夫ヘッドコーチが暫定で指揮を執っていた。
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 ヘッドコーチから昇格となった大島監督は「オリジナル10のマリノスが、こういう状況であってはいけない」と述べ、次のように決意表明した。

「監督という立場になるにあたって、プレッシャーを感じていますけど、やるしかない。自分のすべてを投げうってでも、クラブのために。選手もそれぞれ戦っていますし、その想いをしっかり受け止めて。マリノスファミリーのファン・サポーターも同じ想いでいてくれると思うので、なんとか皆さんのために、最終的に笑顔で終われるように、ひたすらやるしかない」

 最下位に低迷する横浜FMの最大の目標は、J1残留だ。それに向けて指揮官は、チームをどう立て直していこうとしているのか。

「やっぱり勝たないといけない。そのなかで今は、もともと自分たちが持っている力。例えば選手それぞれのキャラクターも含めて、勝ちを意識するなかで、選手たちがより前向きにプレーできるような攻撃に出ないといけない」

 また、ここから浮上していくうえで、得点を奪うことの重要性も指摘する。

「残留ラインが(勝点)41あたりだと計算しています。そのなかで、今年は点が取れていない。点が取れないとポイントも取れない。まずは点を取る。その形、意識、精度を上げていきたい」

 次戦は25日に、17位のFC東京をホームに迎え撃つ横浜FM。J1残留へ負けられない重要な一戦となるなか、大島監督は「選手がひたむきに躍動して、勝ちたいって想いを見せられる試合をしたい」と意欲を見せた。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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