リバプールでプレーする日本代表のMF遠藤航が６月13日、「月刊・遠藤航」会員限定のトークイベント「月刊・遠藤航 The REAL PICK UP MATCH」に登壇した。

　訪れた250人のファンの拍手に包まれながらステージに上がった遠藤は、リバプールでプレミアリーグ優勝、日本代表としてワールドカップ出場を決めた今シーズンについて、「振り返れば良いシーズンだったと思います。出場機会はリバプールではそんなに多くなかったですけど、結果的にプレミアリーグ優勝と、代表でもワールドカップ出場を決めたところで、来シーズンにつながる素晴らしいシーズンだった」と振り返った。

　MCからの「来季はリバプールに残る？」との質問に対しては、「残るって言ってるじゃないですか！」と即答。続けて、「（クラブに）出てけって言われたら…いや残る。契約があるからね。最終的に決めるのは自分。基本的には残る、今のところは」と語った。
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　今季は自クラブで途中出場が多かった32歳は、終盤の時間帯に試合を締める自身の“クローザー”の役割にも言及。現在の立場に自信を示した。

「監督のスタイルもあるし、好みもある。結局、自分の与えられたその環境のなかで何ができるかを一番に考えるべき。プロの世界では、自分の存在意義を示さないといけない。結果的にクローザーって言われるようになったのも、自分が途中の残り10分、15分で試合に出て、毎回のように失点していればそんなことは言われないと思う。

　このクローザーというポジションは、自分の置かれた立場で最終的に勝ち取ったポジション。与えられた役割をしっかり全うした結果、クローザーと言われるようになったわけなので、それは今シーズン、自分の存在意義を見出したということ」

　ただ、現状に満足しているわけではないと言う。「クローザーの遠藤プラス、スタメンで出ても遠藤ってやれるよね、みたいなことを来シーズンから示していけば別に何も問題ない。いろんなポジションも今後やっていく可能性は高くなると思うので、次に繋げればいいんじゃないかなと思います」と覚悟を示した。

取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）

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