異例!最下位で初降格危機の横浜FMがまた監督交代。キスノーボが退任、大島秀夫HCが暫定的に指揮

2025年06月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

公式戦8連敗、12戦未勝利を経て連勝も…

今季の途中からマリノスを率いていたキスノーボ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜F・マリノスが6月19日、パトリック・キスノーボ監督が退任すると発表した。6月にして異例のシーズン2度目の監督解任であり、このところ指揮官交代が絶えない。

 昨季は9位で終わった横浜FMは、元イングランド代表ヘッドコーチなどの経歴を持つスティーブ・ホーランド新監督のもと再スタートを切った。しかし、開幕から超が付くほどの大苦戦を強いられ、4月18日に早期解任。後任として、それまでマリノスのヘッドコーチを務めていたキスノーボが就任した。

 状況の打開を目ざしたが、直後にアジア・チャンピオンズリーグエリートの準々決勝で大敗を喫するなど、復調の兆しはなかなか見えず。泥沼の公式戦8連敗、12戦未勝利でJ1最下位に沈むなか、5月25日の鹿島アントラーズ戦と同31日のFC町田ゼルビア戦では3得点を挙げて勝利し、どん底からは抜け出した。
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 ただそれも束の間、6月11日に行なわれた天皇杯2回戦でJFLのラインメール青森に0-2で完敗すると、その4日後にJ1で19位のアルビレックス新潟に0-1で敗戦。裏天王山を落とし、キスノーボ体制への見切りを決断した。

 退任するキスノーボ監督のコメントは以下の通り。

「ファン・サポーターの皆さま、スタッフや選手、そして横浜F・マリノスに関わるすべての皆さまには献身的なサポートをいただき、心より感謝申し上げます。情熱とプロ意識に満ちたコミュニティの一員になれたことを光栄に思います。そして、ピッチ内外で共に過ごした楽しい時間をいつまでも大切にしていきます。

 クラブと協議を重ね、個人的な事情を踏まえ、家族、クラブ、ファン・サポーター、スタッフ、そして選手、すべての関係者にとって、私がチームを離れることが最善であると合意に至りました。マリノスファミリーに迎え入れてくださったこと、そしてすばらしい経験をさせていただいたことに、改めて感謝申し上げます。私はここで過ごした楽しい思い出をいつまでも心にとどめ、クラブの今後のさらなる発展と皆さまの幸せを願っております」

 今後、OBで現在45歳の大島秀夫ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。「新監督につきましては、決定次第お知らせいたします」としている。

 J2降格経験が一度もない名門は、かつてない窮地を脱することができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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