ニルス・ニールセン監督が率いる日本女子代表は現地６月２日、国際親善試合でブラジル女子代表と敵地で対戦した。

　ブラジルとの２連戦で、３日前の初戦は１－３で敗戦。ニールセン体制初黒星を喫したなか、今回の第２戦では序盤から果敢に攻撃を仕掛ける。開始８分、左サイドでボールを受けた藤野あおばがカットインから右足のミドルを放ったが、GKロレナにキャッチされた。

　その後は押し込まれる展開が続く。14分には、CKの流れからマルタにミドルを浴びるも、GK山下杏也加がしっかりとキャッチ。３分後にもCKからサンパイオにヘディングシュートを打たれたが、わずかにゴール右に外れた。

　ピンチを凌ぐと、28分に決定機を迎える。ショートカウンターから見事な連係で中央を崩して、抜け出した松窪真心が左足のシュートを放つも、右のポストを直撃。さらにその直後には清家貴子に立て続けにビッグチャンスが訪れたが、決め切れなかった。このままスコアレスで前半を終える。
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　後半に入って46分、テンポの良いパスワークで左サイドを崩すと、藤野のクロスを清家がダイレクトで押し込んで先制点を挙げる。

　しかし54分には、相手のCKが石川璃音に当たってそのままゴールイン。オウンゴールで同点に追いつかれる。

　58分、藤野がドリブルでゴール前まで持ち上がりラストパス。これに反応した清家が右足で狙ったが、右のポストを叩く。

　79分にはカウンターから一気に攻め込まれると、ケロリンのラストパスを受けたジョンソンにネットを揺らされて勝ち越しを許した。

　このまま１－２で終了し、逆転負けを喫したなでしこジャパンは、ブラジルとの２連戦でともに敗れる結果となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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