リオ五輪代表の室屋がJ1デビューのFC東京。森重のゴールで甲府に1-0

2016年07月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

立ち上がり6分のCKで森重がヘッドを沈める。

室屋はJ1デビューとは思えない安定したプレーでポテンシャルの高さを示した。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第2ステージ2節]FC東京1-0甲府 7月9日/味スタ
 
 J1第2ステージ2節のFC東京対甲府は7月9日、味の素スタジアムで行なわれ、FC東京が1-0で勝利した。
 
 FC東京は立ち上がりからに攻勢に立ち、2分にはN・バーンズが右サイドからクロスを供給。6分には、この試合がJ1デビューとなったリオ五輪代表の室屋がドリブルで仕掛け、CKを獲得する。すると、このCKから先制点が生まれた。
 
 キッカーの河野が左足でクロスを送ると、合わせたのは森重。日本代表DFがニアサイドにタイミング良く走り込み、会心のヘッドでネットを揺らした。
 
 FC東京はその後、何度かチャンスを迎えたが、50分のシーンではムリキが決定的なヘッドを外すなど、2点目が奪えず。次第に試合は甲府ペースになり、試合終盤には稲垣のヘッドがクロスバーを直撃する決定的な場面も作られた。
 
 しかし、FC東京は、必死にゴール前を固め、最後のところで身体を張ってゴールを割らせない。結局、アディショナルタイムの6分間をしのぎきり、1-0で勝点3をものにした。
 
 試合後、城福監督は「相当、最後にナーバスな状況になったのは、2点目を取れなかったことが原因」と内容に納得していなかったものの、「でも、決定機を外し続けても、ゼロで抑えられた。今はどうしても結果が欲しい状況なので良かった」。
 
 前節の鳥栖戦は、アディショナルタイムに2失点して逆転負けした。その悪夢を払拭する勝点3を、ポジティブに捉えたようだ。
 
 また、J1デビュー戦で勝利に貢献した室屋は、「とにかく泥臭く勝点3を取ろうと思っていたので良かった。ただ、個人としては満足していない。これから自分の力で2連勝、3連勝と続けていきたい。アシストだったり、数字に残せるようなプレーをできればいい」とコメント。

 デビュー戦とは思えない安定したプレーで勝利に貢献し、ポテンシャルの高さを示した。
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