「EL制覇は大したことではない」マンU指揮官がプレミア16位vs17位の決勝を前に断言。その真意は?

2025年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「CLを戦う準備もできていない」

解任されたテン・ハーフの後任として、昨年11月からマンUを率いているアモリム監督。(C)Getty Images

 現地5月21日に開催されるヨーロッパリーグ(EL)決勝で、マンチェスター・ユナイテッドはトッテナムとスペインのビルバオで対戦する。この一戦を前にルベン・アモリム監督が取材に応じ、率直な思いを明かした。英紙『Mirror』が伝えている。

 エリク・テン・ハーフ監督を途中解任し、昨年11月からアモリム体制となったユナイテッドは、EL制覇に王手をかける一方で、プレミアリーグではかつてないほどの大苦戦。37試合中18敗を喫し、16位に沈んでいる。

 それだけに、たとえELでタイトルを掴んでも、決して納得できるシーズンにはならない。40歳のポルトガル人指揮官は、語弊を恐れずにこう語った。

「マンチェスター・ユナイテッドでヨーロッパリーグを制したとしても、申し訳ないが、大したことではない。プレミアリーグとチャンピオンズリーグで(タイトルを)狙う必要がある。我々はそこから離れた位置にいる。それが私の気持だ。当然、タイトルはタイトルで、ヨーロッパのタイトルなんだけど、十分ではない」
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 準々決勝でリヨンを撃破する劇的な決勝点を決めたハリー・マグワイアも、同じ意見だ。

「(EL制覇は)シーズンを救うものではない。負けた試合が多すぎるし、一貫性がなさすぎる。難しいし、残念なシーズンだが、もちろんサッカーとは思い出を作ることであり、トロフィーを獲得することだ。僕たちはトロフィーを獲得する絶好のチャンスを手にしている」

 同じくプレミアリーグでどん底の状態にあるトッテナムを決勝で下せば、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権が手に入る。ただ、今の状態でCLに出ても良い結果は得られないとアモリム監督は考えているようだ。

「プレミアリーグでプレーする準備ができていないし、競争力を持ち、チャンピオンズリーグに出場する準備もできていない。それは分かっているけど、勝たなければならない。この大会(EL)で優勝し、ファンに何かを与え、チャンピオンズリーグに行くために戦わなければならない。そうすれば、2つの大会に対応できるようにチームを準備する時間ができる。だから、ジレンマではあるけれど、もちろん勝ちたいんだ」

 かつて世界を席巻したレッドデビルズは、プレミアリーグ16位vs17位の同国対決を制し、名門復権への足掛かりを掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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