これが優勝の感覚なのか――ケインが“無冠の帝王”脱却の瞬間を語る。プレミア歴代1位まで47G、復帰はある?

2025年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕の旅は僕だけのものじゃない」

ついに歓喜の瞬間を迎えたケイン。(C)Getty Images

 長かった。本当に長かった――。ハリー・ケインがついに悲願を成就させた。

 再来月に32歳の誕生日を迎えるイングランド代表キャプテンは、11歳からトッテナム一筋でプレー。ただ、プレミアリーグ得点王をはじめ、個人では数々の栄誉を手にしながら、チームタイトルはどうしても掴めず。昨季に"心のクラブ"トッテナムを離れ、常勝軍団バイエルン・ミュンヘンに移籍した。

 加入当時、バイエルンはブンデスリーガ11連覇中。「これで初タイトル獲得は堅い」と思われたが、レバークーゼンに無敗優勝を許し、まさかの無冠で移籍1年目を終えた。それでも今季、きっちりとリベンジを果たし、歓喜の時を迎えた。

「素晴らしい経験だった。もちろん、このようなお祝いは遠くから見た経験はある。でも自分で経験するまでは、言葉にするのは難しいものだ」

 優勝パレードが行なわれた5月18日、ケインは英公共放送『BBC』のインタビューでそう伝えた。
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 優勝が決まったのは5月4日。レバークーゼンがフライブルクに勝てず、バイエルンの覇権奪回が確定した。その瞬間、感情が激しく揺さぶられたようだ。

「感動と喜びでいっぱいになった。あの夜は最高の夜だったよ。僕の旅は僕だけのものじゃない。多くの家族、一緒にいてくれた多くの友人たちと共にある。浮き沈みを一緒に乗り越えてきたんだ」

 プレミアリーグでの通算得点数は213ゴールで、歴代2位。1位のアラン・シアラー氏までは、あと47点だ。「記録を破るために復帰するつもりはある?」と問われた際には、今日を代表するストライカーは次のように語った。

「いや、あまり考えていないよ。経験を積むにつれて、自分のできることをやるだけだと学んできた。フットボールは自分自身の旅をするようなものだ。ここでの時間を本当に楽しんでいるし、他の場所でのことは考えていない。素晴らしい監督とチームに恵まれているし、バイエルンでできる限りの成功を収めたい」

「旅」という言葉を多用したケイン。今のところ、その行き先に母国イングランドはなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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