レアル・ソシエダの久保建英は、今夏の去就が注目されている。

　イマノル・アルグアシル監督が退任するうえ、来シーズンのヨーロッパカップ戦の出場もできなくなった。主力MFのマルティン・スビメンディのアーセナル移籍も確実視されており、１つのサイクルが終わろうとしている。ワールドカップの１年前というリスクはあるものの、このタイミングで退団を決断しても不思議はない。

　そんななか、スペインメディア『GOL DIGITAL』は５月18日、「ブライス・メンデス、スビメンディ、そしてもうひとり、レアル・ソシエダを去る３人目のスター」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。

「サン・セバスティアンは、来たる移籍期間に、数人のアイドルに別れを告げる準備ができている。マルティン・スビメンディはすでにミケル・アルテタのアーセナルに加入することに合意しており、一方、ここ数時間でブレイス・メンデスの退団が勢いを増している。しかし、去るのは彼らだけではないだろう。クボも夏にオファーを受けるだろうし、同選手にとってはキャリアの次のステップに進むことは理に適っている」

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　同メディアは「アノエタでタイトルを争い、チャンピオンズリーグ（CL）に出場するなど素晴らしい年月を過ごしたクボだが、成長を続ける必要がある。レアル・ソシエダは新たなスポーツプロジェクトに乗り出すが、不況が訪れようとしている。この日本人選手は、ラ・リーガとヨーロッパの大会の両方で主力選手として活躍し、さらに能力があることを証明した」と主張。こう続けている。

「ここ数か月でわかったことだが、クボはアーセナルやリバプールといったビッグクラブの注目を集めている。実際、アトレティコ・マドリーもこの日本人を注視している。そのため、彼がサン・セバスティアンを去る可能性が高まるだろう。これからの夏の移籍期間中、彼にはオファーが不足することはない」

　そして、「もしそうなれば、クボはヨーロッパのビッグクラブへ向かうことになるだろう。上記の３チーム全てが次回のチャンピオンズリーグ（CL）に出場する。彼らは、来シーズンの終わりにトロフィーを掲げることを目標にしている。選手として成長し続けるために野心的な目標を必要とする日本人選手にとって理想的な行き先だ」と綴り、こう結論づけている。

「もし彼がレアル・ソシエダを去るなら、それはプレミアリーグでプレーするためだろうということだ」

　久保を巡り、欧州強豪３クラブの争奪戦が勃発しそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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