「正直二桁ゴールはどうでもよくて」「愛情もあるので…」堂安律が吐露。日本人7人目の偉業達成もフライブルクは初のCL出場を逃す

2025年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「こればっかりは仕方ないですね。サッカーの一部なので」

フライブルク3年目でリーグ戦二桁得点を達成した堂安。(C)Getty Images

 現地5月17日に開催されたブンデスリーガ最終節で、堂安律が所属する4位のフライブルクが、3位のフランクフルトとホームで対戦。1-3で敗れ、5位に順位を落とした結果、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を逃した。

 堂安は右サイドハーフで先発し、スコアレスで迎えた27分にボレーで、今季リーグ戦10点目となる先制点をマーク。欧州5大リーグでは日本人7人目となる二桁得点を達成した。

 しかし、45+4分に失点して同点で折り返すと、61分と63分にも被弾。1-3で手痛い逆転負けを喫した。

 26歳の日本代表MFは試合後、ブンデスリーガを中継している『ABEMA』のインタビューに対応。率直な思いを次のように伝えた。

「自分の頭の中では二桁よりもチームの勝利を優先していました。正直、二桁ゴールはどうでもよくて。そこよりもやっぱ、このチームへの愛情もあるので、『なんとか歴史を刻みたいな』ということで、自分の全てを出したつもりですけど、こればっかりは仕方ないですね。サッカーの一部なので仕方ないと思います」
【動画】堂安律が最終節でブンデス二桁得点達成!ダイレクトボレー弾
 CL権獲得のミッションは達成できなかったものの、フライブルク3年目の今季は数字が物語るように、飛躍のシーズンに。個人のパフォーマンスには、ある程度の手応えを感じているようだ。

「1人で打開できるシーンが増えてきました。もちろん、チームメートが僕の特長を分かったうえで、戦術に僕の特長を入れてくれているので...やっぱ3年目ということでやりやすくなったとはいえ、個人のゴール前の質も上がっていますし、判断、仕掛ける時とパスを使う時の判断も良くなっていると思うので、その辺は1年を通して良かったかなと思います」

 来季はワールドカップイヤーでもある。重要な次の1年を前に、「どこにコンディションをマックスに持っていく?」と問われた際には、こう意気込みを示した。

「常にマックスでいるのが自分の良さですし、怪我しない身体も自分の1つの良さです。1年間しっかり、もう1回身体を作って成長して、ワールドカップで日本代表として歴史を刻むことも僕たちは目標にしているので、しっかり切り替えます。オフに入るので、しっかり休んで次に臨みたいと思います」

 一回り成長した森保ジャパンの10番は来季、一体どこでプレーするのか。去就も大きな注目を集める。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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