久保建英が所属するレアル・ソシエダのスペイン代表MFマルティン・スビメンディは、アーセナル移籍がほぼ確定したようだ。移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者が５月10日、「口頭合意をした」と伝えた。

　スビメンディと言えば、昨夏にリバプールが狙っていた選手だ。正式オファーを出したものの、拒否されたため、アルネ・スロット監督が求めていた、遠藤航とは異なるタイプの守備的MFを獲得できなかったレッズは、しかしライアン・フラーフェンベルフをレギュラーで起用。これが見事にはまり、プレミアリーグ制覇の要因のひとつになったのは周知の事実だ。

　マージ―サイド行きを拒否してから１年、タイトルを争うライバルのアーセナル行きを選んだ26歳の決断について、リバプールのファンはどう受け止めているのか。

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　リバプールの専門サイト『ROUSING THE KOP』は次のような声を紹介している。

「なんて奇妙な奴だ」
「振り返ってみると、スビメンディが我々のオファーを断ったことで、フラーフェンベルフが新しいポジションで活躍する道が開かれた。彼の活躍は毎週見ていて素晴らしいものだった」
「我々には既にスビメンディより優れたMFがいる。スビメンディが我々を拒否したことは、幸運だった。なぜなら、フラーフェンベルフが新しい役割で毎週のようにあれほど優れたプレーをするのを見ることはなかったからだ」
「１年経って（ソシエダは）ヨーロッパの試合に出場できず、彼は移籍を切望している。我々は先に進み、マドリーは真剣に興味を示さなかったため、彼はアーセナルへの移籍を受け入れざるを得なかった」
「スビメンディはプレミアリーグのチャンピオンチームに加入するチャンスを断り、今度は何も勝ち取らないアーセナルに加入したんだ」
「来シーズン、アンフィールドでアーセナルと対戦するのが待ちきれない。そこで彼にブーイングするつもりだ」
「どうでもいい。この夏はもっと重要な仕事がある。彼らが必要としているのはMFではなくストライカーだろ」

　正式加入となれば、マーティン・ウーデゴー、ミケル・メリーノと合わせ、元ソシエダトリオがアーセナルの中盤に揃うことになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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