現地時間５月11日に開催されたプレミアリーグ第36節で、17位のウェストハムは15位のマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦。２－０で快勝した。

　２月27日のレスター戦（２－０）以来、９試合ぶりの勝利に大きく貢献したのが、トマーシュ・ソウチェクだ。スコアレスで迎えた26分、ペナルティエリア左からモハメド・クドゥスが上げたグラウンダーのクロスに合わせ、見事に先制点を奪ってみせた。

　すると、ソウチェクは満面の笑みでゆりかごパフォーマンスを披露した。実は３日前に第３子が誕生したばかりだったのだ。

　クラブ公式サイトによれば、30歳のチェコ代表MFは試合後、パパとして喜びをこう伝えた。

「息子はウェストハムのファンとして無敗だ！彼はすでにウェストハムのシャツを着ている。これまで娘２人のためにゴールを決めてきたから、息子のためにも得点する必要があったんだ！彼が生まれてからわずか３日後に、このような出来事が起こったのは素晴らしい。家族全員を、特に妻を誇りに思うし、家に戻って家族と一緒にお祝いするのが待ちきれないよ」
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　モチベーションは他にもある。アーロン・クレスウェル、ウカシュ・ファビアンスキ、ウラジミール・ツォウファル、ダニー・イングスの４人が、今季限りでウェストハムを退団するのだ。

　より良い形で仲間たちを送り出すために――。ノッティンガム・フォレスト、イプスウィッチと戦う残り２試合に向けて、ソウチェクは気合十分だ。

「シーズン終了までに達成すべき目標がまだいくつかある。残り２試合で２勝して、できるだけ上位でフィニッシュし、来シーズンに弾みをつけたい。また、ウェストハムファミリーの素晴らしいメンバーたちとのお別れがあるから、彼らのためにも頑張りたい。カップ戦（一昨季のカンファレンス・リーグ）優勝に貢献した彼らはレジェンドだ。良い２週間になるだろうし、本当に興奮しているよ！」

　ソウチェクの愛息、ダニエル君の無敗記録はどこまで続くだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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