現地５月10日に開催されたベルギーリーグのプレーオフ３最終節（第６節）で、日本人７選手を擁する１位のシント＝トロイデン（STVV）は、藤井陽也と角田涼太朗が所属し、すでに２部降格が決まっている３位のコルトレイクと敵地で対戦。勝てば無条件で１部残留を決められたなか、２－２で引き分けた。ただ、同時刻に２位のサークル・ブルージュが逆転負けを喫したため、入れ替えプレーオフに回ることなく残留を勝ち取った。

　STVVには小久保玲央ブライアン、小川諒也、谷口彰悟、山本理仁、藤田譲瑠チマ、伊藤涼太郎、小森飛絢と日本人７選手が在籍。そのうち小久保、小川、藤田、伊藤が先発したのに対し、コルトレイク側からは藤井と角田が揃ってスタメン入りした。

　スコアを動かしたのはSTVV。開始５分、ゴール前で角田からボールをかっさらい、ショートカウンターを発動し、エースのアドリアーノ・ベルタッチーニが仕留めた。

　幸先良く先制したものの、８分にアブデルハク・カドリに絶妙なミドルシュートで被弾。わずか３分でリードを手放すと、21分にもナイェル・メサトゥに叩き込まれ、逆転を許す。
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　それでも37分、藤田の絶妙なクロスにロイック・ラプシンがボレーで合わせ、前半のうちに追いつく。23歳の日本代表MFは今季４アシスト目となった。

　その後は得点が生まれず。前半のスコア、２－２のままタイムアップの笛が吹かれた。

　なお、谷口と山本は88分から出場。昨年11月にアキレス腱断裂の大怪我を負った谷口は、半年ぶりの復帰で、残留決定の瞬間をピッチ上で迎えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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