プレミアリーグのビッグ６の一つ、トッテナムは今シーズン、不調に苦しんでいる。ヨーロッパリーグでは決勝に進出したものの、リーグ戦ではなんと16位に低迷しているのだ。

　小さくない刷新があるだろう今夏に向けて、早くも補強候補が取り沙汰されている。アンジェ・ポステコグルー監督が横浜F・マリノスで指導し、セルティック時代に引き抜いた日本代表FW前田大然もそのひとりだ。

「トッテナムはストライカーを探している」と報じた英メディア『FOOTBALL FANCAST』は、スコットランド王者で今季に33ゴール・12アシストをマークしている27歳について、こう評している。

「今シーズンはまさに華々しい活躍を見せており、48試合で45ゴールに関与するという、単純に信じ難い数字を積み重ねている。また、2500万ポンド（約48億円）という比較的控えめな価格なので、見逃すには惜しいほど良い取引かもしれない」

　また、同メディアは別の記事でも、「ジョンソンより優れている。スパーズは2500万ポンドで得点力のある『フィジカルの怪物』の獲得に動いている」と報道。右サイドのレギュラーであるウェールズ代表FWブレナン・ジョンソンを引き合いに出し、こう綴っている。

「スパーズファンがこれまで考えていた名前ではないかもしれないが、スパーズがマエダと契約できるなら、そうすべきだ。彼の記録から判断すると、彼はジョンソンよりも優れている可能性がある」

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　記事は「まず言えることは、マエダは中央や左サイドでプレーする傾向があるものの、３トップの右サイドでプレーした経験もあるため、スパーズでそこでプレーする姿を見てもそれほど驚きではない」と主張。今シーズンに17ゴール・７アシストを記録しているチーム得点王のジョンソンと比較し、こう指摘した。

「攻撃的なウインガーにとって最も重要な基準であるスタッツに関して言えば、セルティックの怪物が圧倒的にリードしている。他でもないポステコグルーが『フィジカルの怪物』と称した大阪生まれのこの選手は、信じられないほどの成績を収めた」

　そして、「彼のパフォーマンスがより厳しいリーグで完全に発揮されると期待するのは馬鹿げているが、マエダは今シーズンに非常に効果的だったので、スパーズが契約する価値は間違いなくあるし、彼がジョンソンより優れている可能性も十分にある」と締め括っている。

　韋駄天ストライカーが、恩師ポステコグルーと３度目のタッグを組むのか。大いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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