「時間がかかりすぎた」4度目の正直!田中碧が欧州で初めて“報われる”。ただ「誰よりも自分が理解している」からこそ3文字の決意

2025年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ヨーロッパに来て初めて自分がやってきたことが報われた」

ついに1部昇格を勝ち取った田中。(C)Getty Images

 辛酸を嘗め続けてきた田中碧にとって、リーズでの2024-25シーズンは、かつてないほど充実した1年となった。

 26歳の日本代表MFは、2021年夏に川崎フロンターレからドイツ2部デュッセルドルフへ期限付き移籍。翌年に完全移籍に移行し、同クラブで計3シーズン戦った後、昨夏にイングランド2部リーズに加入した。

 ドイツ時代と同じカテゴリーとはいえ、イングランドの2部は世界有数のレベルの高さで知られる。ただ、そこでも絶対的な主力としてフル稼働。クラブの年間MVPに輝く活躍を見せ、プレミアリーグ昇格と2部優勝に大きく貢献した。

 約15万人ものサポーターが集結した優勝パレードで、熱烈なチャントを受けた田中は、トロフィーを手に笑みを浮かべる写真をインスタグラムで公開。そして「シーズンが終わりました。ヨーロッパに来て初めて自分がやってきたことが報われたと感じました」と切り出し、胸の内をこう明かした。
【動画】まさに圧巻!15万人のサポが集結、田中碧のチャントを熱唱
「ここまで来るのに時間がかかりすぎたし遠回りしたと思います。諦めかけそうな時もありましたがどんな時も自分を信じて、今自分にあるものでもがき続けたからこそここまで来れたと思ってます。

 ただ誰よりも自分が理解していますが、まだ何も成し遂げてないですし、やっとスタートラインに立つ権利を得ただけなんだなと。これからまた違う試練や壁にぶつかると思いますけどそれすらも喜びに感じながら成長していきたいと思います。今まで以上に自分と向き合って自分の中の不可能を可能にしていけるように努力します」

「#やるよ」の3文字で締め括られた投稿は大きな話題に。「感動をありがとうございます!」「来季プレミアでプレーする姿を見るのが楽しみ」「ようやく夢への挑戦権を獲得できて、これからが本当の勝負」「ここからの快進撃楽しみにしてます!」「これから先も色んな景色を見せてください!碧くんならやれる!」といった熱烈な応援コメントが殺到している。

 ドイツ時代と合わせ、4度目の挑戦でついに1部昇格を勝ち取り、それも世界最高峰プレミアリーグへの扉を開いた田中。ここからさらにスターダムを駆け上がれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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