「彼は革命的」「安価で獲得できたのが不思議」優勝に貢献した日本人MVP男に現地メディア驚嘆!「プレミアの複数クラブの目を引きつけた」

2025年05月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まだ何も成し遂げてない」と投稿

チャンピオンシップ優勝の原動力となった田中。(C)Getty Images

 海を渡って4年。ついに欧州のトップリーグで戦う機会を得た。

 日本代表の田中碧にとって、2024-25シーズンは充実の一年となった。ドイツ2部デュッセルドルフからイングランド2部のリーズに移籍し、1年目ながらレギュラーとして活躍。プレミアリーグ昇格と2部優勝を達成し、自身はチームの年間最優秀選手にも選ばれている。

 田中は5月7日、SNSで「ヨーロッパに来て初めて自分がやってきたことが報われた」と投稿。「諦めかけそうな時」もあったとしつつ、「どんな時も自分を信じて、いま自分にあるものでもがき続けたからこそここまで来れた」と喜びを露にした。

 この投稿を紹介したリーズメディアは、今季のリーグ有数の新戦力と評された田中をたたえている。

『Leeds United News』は「タナカの好調がプレミアリーグの複数クラブの目を引きつけたのは疑いない」と報じた。

「もしも昇格していなければ、クラブがタナカを1部のチームに売らなければいけなくなっていたのは確かだろう。昇格を決め、タナカはエランド・ロードにとどまり、残留を目ざすリーズで中盤の鼓動となるだろう」

【動画】クラブ年間最優秀ゴールに輝いた田中碧のスーパーミドル弾!
 また、『Leeds All Over』も「リーズファンはほぼ時間をかけずにすぐ、タナカがプレミアリーグにふさわしい選手であることに満場一致で認めた」と伝えている。

「彼のプレーを見るたび、あれだけの安価で獲得できたことが不思議になるばかりだ。今季のチームにとって彼は革命的だった。彼が今季の最優秀選手に選ばれるべきかどうかは、分からない。だが、チームに溶け込み、毎週のように最高の出来のひとりだったのは驚異的だ」

 田中は投稿で「まだ何も成し遂げてない」とし、「やっとスタートラインに立つ権利を得ただけ」とも述べた。来季に向け、「今まで以上に自分と向き合って自分の中の不可能を可能にしていけるように努力」すると意気込んだ。

 トップリーグで躍動する姿が待ち遠しい。さらなる成長と活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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