サウサンプトンはプレミアリーグからの降格が決まり、イバン・ユリッチ監督を解任してサイモン・ラスクを暫定監督にした。史上最少ポイントという不名誉な記録の回避と、２部からの再出発を見据えていくなかで、菅原由勢はチームから外れている。

　シーズン序盤こそレギュラーとして右サイドを駆けまわり、第３節でゴールも記録した菅原。だが、不振のチームは低迷し、12月にラッセル・マーティン監督を解任。菅原の出場時間も減った。

　後を継いだユリッチは戦い方を変えたが、事態を好転させられず。最速での降格を余儀なくされた。

　そしてラスク体制になり、菅原はここ３試合でメンバー外となっている。ベンチにも入らず、去就が取りざたされている状況だ。そういった選手は日本代表DFだけではない。『Saints Marching』は５月７日、冬にブラジルから加入したウェリントンも同じ状況にあると伝えた。

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　同メディアは「この完全に混乱した状況の中で、スガワラの運命はシンプルにサウサンプトンを象徴している」と報じている。

「レスター戦でスガワラは３試合連続のメンバー外だった。正直、シーズン序盤にエキサイティングな展望だったSBにとっては厳しい決定だ」

「だが、サウサンプトンのファンはそれで心を痛めるなら、次も覚悟しなければいけない。人知れず、別のサウサンプトンのDFもスガワラの悲惨な状態に続いているからだ。スガワラのケース同様、ウェリントンは自分のせいではなく、スカッドの一貫性というチームの問題に影響されているのだ」

　初のイングランド挑戦が難しいシーズンとなった菅原やウェリントンには、どのような今後が待っているのか。夏の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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