ダービーという大一番で、終了間際に勝ち越しの機会を逃したら、批判されるのは避けられない。

　前田大然と旗手怜央が所属するセルティックは５月４日、スコットランドリーグ第35節のレンジャーズ戦で１－１のドローに終わった。

　前半終了間際に先制を許すと、後半に追いついたものの逆転には至らず。３月の対戦で敗れた雪辱を果たすことはできなかった。2025年になって、セルティックはダービーで勝っていない。

　フル出場した前田大然は、アディショナルタイムに決定機を迎えた。だが、相手GKに阻まれて得点するには至らなかった。
【動画】批判された前田大然の決定機逸

　セルティックの専門サイト『Celts Are Here』によると、レジェンドOBのクリス・サットンは英衛星放送『Sky Sports』で「信じられない」と嘆いている。

「（並走していたジョニー・）ケニーがマエダに『渡せ』と叫んでいた。マエダがケニーを見つけていたら、タスクは最も簡単なものになっていた。間違った判断だ。それでレンジャーズは逃げ切った」

　だが、ブレンダン・ロジャーズ監督が試合後に明かしたように、日本代表FWは出産の関係で日本に一時帰国し、チームと一度しか練習していないなかでの強行出場だった。ベストコンディションではなかったのだ。

　今季33ゴールを決めているだけに、元イングランド・プレミアリーグの得点王は決めてくれると信じていたのだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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